11時45分ごろの現地 (控室では森内九段と高野秀六段が検討) (大盤解説会は鈴木八段と中村太地六段が担当) (中村太六段) 鈴木八段は「控室では▲2四歩を調べていましたが、森内九段が示した△2六歩▲同飛△4四角▲2五飛△8六歩▲同歩△7六銀(参考図)の進展が先手大変のようです。参考図で▲2三歩成と攻めたいのですが、△2四歩の好手があります。そういった水面下の読みで、△3三同銀に▲2四歩ではなく▲4五桂でしたが、△3七角が厚い手で初めて後手を持ってみたくなりました。△3七角に▲2七飛△4六角成と馬を作れると、猛烈に厚いです」と解説します。
美術館 箱根ホテル小涌園から徒歩ですぐのところに岡田美術館があります。岡田美術館では今年1月に第42期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第1局が行われました。また、バスで数分、徒歩でも十数分のところに彫刻の森美術館があります。箱根は美術館の多い地域です。 (岡田美術館) (彫刻の森美術館) (箱根登山鉄道・彫刻の森駅。箱根登山鉄道はあじさいが1万株植えられており、6月から7月は色鮮やかで華やかなあじさいを楽しめる)
大盤解説会始まる 11時になり、現地では大盤解説会が始まりました。最初は森内九段と山口恵梨子女流二段が担当しています。 森内九段は序盤の18手目△4二玉に注目。「△4二玉は斬新な手です。先手が腰掛け銀か早繰り銀か決めていません。先手が早繰り銀にしたときに4二玉型はかえって戦場に近づいて損する恐れがあります。それでも大丈夫という研究があるのでしょう。今月の順位戦で木村八段相手に用いて、先手の攻めがあまりうまくいかず、千日手になりました」と森内九段が解説します。 (森内九段) (山口恵女流二段)
意外だった攻め方 図は58手目△3三銀打まで。控室では▲2三歩が調べられていましたが、渡辺竜王は▲3三同馬。意外な攻め方でしたが調べてみると有力のようです。△3三同銀に(1)▲2四歩△2二歩▲5二との進展は▲4一銀が厳しく先手十分。△3三同銀に(2)▲2四歩△2六歩▲同飛△4四角▲2五飛△8六歩といった展開がどうか。