先手負けの変化? 上図は飛車を回って6七の地点を空けたところ。大盤解説会が休憩に入り、ちょうど戻ってきた畠山鎮八段は「あれ? これは負けと解説してきたのにな」。以下、△8六歩▲同飛△8五歩と飛車取りで先手を取られ、飛車を逃げれば△5六歩の手番が回ります。「▲4四歩も△3三金です」(畠山鎮八段) (モニターを見て厳しい表情を見せる畠山鎮八段) (聞き手を務めていた貞升女流初段も継ぎ盤に加わった)
と金を抜く筋 上図から△5五歩▲4九歩△5六歩▲4六玉△4四歩には▲2七飛がピッタリ。先手玉は3七~2八のルートが抜けたうえに飛車も攻めに使えてきます。控室では、△5九竜と王手をかけて手を止めるようでは変調との声も上がりました。 (控室のモニターに映る両者)
後手玉にも嫌みがつく 上図で手番を得た広瀬竜王は▲4四歩△同歩▲4二歩△同金▲4三歩△同金▲2一角△5三金上▲3二角成と嫌みをつけました。 17時前には以下、△4五歩▲同銀△4六歩▲5八玉と進んでいます。下図までの残り時間は▲広瀬1時間31分、△豊島31分です。 (豊島名人は少ない残り時間で終盤戦に臨む)