2020年10月 9日 (金)

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▲2四同角に豊島竜王が長考に沈み、昼食休憩を挟んで1時間39分の長考で△7七桂成としました。以下▲同桂△6二金と進んでいます。

2020100922_2△6二金で前例から離れました。金上がりは▲6三桂や▲7三角を防いでいます。先手は銀桂交換の駒損なので、手番を生かして後手陣に攻めかかりたいところです。

Dsc_3139(昼食休憩時の対局室。再開直後は、竜王戦プレミアムに申し込んだ参加者が見学できる)

Dsc_3122_2(現局面。盤駒は日本将棋連盟所蔵のもの)

Dsc_3129(羽生九段の玉将)

Dsc_3130(豊島竜王の王将。金銀は不動のままだ)

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(桂の高跳びから激しくなっている)

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12時30分、豊島竜王が1時間1分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生1時間25分、△豊島1時間53分。対局者の昼食は、羽生九段が「特選かるめら 黒印度カレー」、豊島竜王が「国産牛の網焼き“ステーキ重”温野菜添え」です。

Dsc_3118(特選かるめら 黒印度カレー)

Dsc_3117(国産牛の網焼き“ステーキ重”温野菜添え)

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(佐藤康九段がうっかりに気づいた直後、森内九段が戻ってきた)

「先生、見ないでください。ひどい」

「え?」

「いや、私は後手がよいと思うんですけど」

「え、私は先手がよいと思うんですけど」

「ええ?」

「いや、何で銀を逃げないんですか?」
「え!」

Dsc_3089(竜王経験者同志が継ぎ盤を挟み、激しい変化を検討する。森内九段は先手、佐藤康九段は後手を持った。ふたりは棋風が対照的で、受け将棋で駒得を重視する森内九段に対し、佐藤康九段は超攻め将棋。最近の序盤についても意見をかわす)

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