2010年10月26日 (火)

_2 対局前に、立会人の島九段、新聞解説の森下九段、BS中継解説の森内九段に戦型予想を聞いたところ、3人とも▲7六歩△8四歩の出だしになるのではないか、という意見でした。本命は角換わり、対抗は矢倉の予想でした。森下九段は「渡辺さんは作戦家ですので、▲7六歩△3四歩の出だしもあるかもしれません」と付け加えていました。

いよいよ本日9時より、第23期竜王戦七番勝負第2局が対局開始となる。

本局の立会人は島朗九段、新聞解説は森下卓九段。記録係は門倉啓太三段が務める。棋譜解説チャットは所司和晴七段。インターネット中継では、棋譜・コメント入力を銀杏記者が、本ブログを文が担当する。最後までお楽しみいただければ幸いである。

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(本日の天気は曇り。風が強く、木々がざわめいている)

(文)

2010年10月25日 (月)

島「竜王戦も早23年ですね」
森下「島さんは初代竜王ですね(会場拍手)」
島「森下先生も第2期は、羽生さんと挑戦者決定三番勝負を戦いましたね。懐かしいですね」
森下「2連勝するつもりだったのですが…2連敗になってしまって」
島「それから時代が変わって、現在渡辺竜王が6連覇ですね」
森下「渡辺さんが竜王を取るときの挑戦者決定三番勝負の相手も私でしたが、これは完敗でした」
島「渡辺さんが伸び盛りの時期でしたね。その間、羽生さんはタイトル獲得数を伸ばして、大山先生の記録に近づいてきましたね。2年前のシリーズはすごかったですね」
森下「2年前の3局目に立会人を務めましたが、結果的に羽生さんが完勝でした。正直、そのときに羽生4連勝と思っていました。逆転防衛は驚きました」
島「渡辺竜王に特に感心するのは、タイトルを防衛するにともなって、人間的に幅が出てきた感じがしますね」
森下「今は20歳のときよりも書がとてもうまくなりましたよね」

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(島九段)

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(森下九段)

島「ここで、BS中継解説の森内さんにも登場していただきましょう。森内さんも2日前にJT杯を大阪で羽生さんと戦ったばかりでハードスケジュールですね」

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(森内九段)

島「七番勝負は独特ですよね。2日間一緒ですから、相手の癖が分かってきませんか?」
森内「相手のことが気になりますね。過ごしている時間が長いですから。先ほど二人があいさつされていましたが、スキがないと思いました」
島「羽生さんや渡辺さんが慌てるときの傾向はありますか?」
森内「1局目は、羽生さんはアレッと思って、ドキッとした瞬間があったのでは。1局目は羽生さんが最後の手を指したときは勝ちそうだと考えていたと思うので、たぶん数秒後に愕然としたのではないか。分からないですけど……」
島「おととしの竜王戦で印象深いのは、ずっと終盤戦を戦っていたような感じでした。羽生、森内、佐藤が若かったときの戦い方よりも、局面の進み方が早くないですか」
森内「そうですね。ドンドン指してきますし」
島「1日目から気が抜けないですよね」
森内「もう1日目の午前から何が起こるかわからないですね」

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(文)

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【渡辺竜王のあいさつ】
「この福島県には対局では5年前に来ました。その後、趣味の競馬でも来たことがあります。将棋を勝ち、競馬もあり、温泉もあり、好きな場所です。実は昨日、福島競馬で行われたレースが飯坂温泉特別と福島民友カップということで、第2局と縁のあるレースだったので興味はありましたが、さすがに自重して、今日の午後に来ました。着いてからさっそく温泉につかりまして、英気を養って対局に臨めそうだと思いました。明日から力の限りを尽くして戦いたいと思います」

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【羽生名人のあいさつ】
「どうも、皆さんおばんです。15年前に対局して以来、竜王戦で対局できることをうれしく思います。福島県は地元の皆さんが力を入れて、将棋に深い理解を示してくださりありがたく思います。明日から2日間の対局が始まりますが、こちらはおいしい食事がたくさんありますし、すばらしい温泉もあるということで、英気を養って頑張りたい」

(文)