すごい手が出た! 午後からは長考の応酬でスローペース。それとは裏腹に盤面は派手な指し手が続いています。図は40手目△7六馬まで。7七にいた馬を自分から押し売りしたところです。モニターを見た棋士から「えーっ、何ですかこれは」と悲鳴が上がりました。プロも驚く鬼手が大舞台で出ました。 (朝の豊島七段。鬼手を繰り出した)
朝の様子 (藤井九段は外を見やることが多い。目の前の将棋盤を見てではなく、脳内盤で考えるタイプの棋士だ) (豊島七段は『豊島将之の定跡研究』という著書があるほど定跡形に精通している。午前中から激しい変化に飛び込んだ) (記録係の関矢寛之二段による振り駒は歩が3枚出た)
長考の連続 図は37手目▲7四歩まで。藤井九段は昼食休憩を挟んで1時間23分の長考で歩を打ちました。部分的には定跡通りの進行ですが、先手陣の3六歩型が変わっています。将棋は似て非なるもので、「あの形ならうまくいくけれどこの形だからうまくいかない」というケースは少なくありません。互いに少しでも自分が得になる形を模索しているのでしょう。 (朝の豊島七段。まっすぐに盤上を見据えている)
詰将棋クラブ 14時過ぎから将棋会館の2階では棋士向けに『詰将棋クラブ』という講座が開かれていました。幹事は伊藤果七段。 (初めての講座。参加者は16人) (受講者の中には飯島栄治七段(右)の姿も。飯島七段は1組3位として決勝トーナメント入り。12日に佐藤天彦七段(2組優勝)と対戦する) (伊藤果七段。詰将棋創作の名手として知られる)