2012年7月30日 (月)

97
先手は△4二歩に▲3一飛と下ろしました。
この手は次に▲8四桂△7一金▲3二飛寄成で次に▲4一飛成△6一玉▲4三竜の必至の狙いがあります。
後手からは△2六歩が厳しい筋。次に△2七歩成としても詰めろではありませんが、後手の持ち駒に桂1枚入れば先手玉に詰み筋が生じます。難解な終盤戦です。

21時25分頃の局面。残り時間は▲山崎31分、△飯島28分。

88_2
山崎七段は後手の狙いの順を避けずに△6六桂を打たせる驚きの構想を見せています。
図から▲4八玉△7八桂成に▲4三成桂△同金▲8八馬(次図)と竜を抜くダイナミックな受け。

93
以下△8八同成桂▲1二飛と進んだところで時刻は21時を回っています。
▲1二飛に△4二歩と受ければ、後手玉は堅くなった印象を受けますが山崎七段の寄せの構想は果たして。

84
8筋を破った後手はすぐに飛車を成らずに、△5四桂と打ちました。
この手は▲1四歩に対して△8八飛成▲7八金△6六桂(参考1図)の狙いと思われます。

88
この狙いが決まれば後手も相当と思われますが、わかりやすい狙いだけに受け方はいろいろありそうなところです。
4Fの桂の間で検討していた広瀬章人七段、村山慈明六段が一例として示してくれた順は、▲1四歩△8八飛成に▲7八銀△6六桂▲同金△7八竜▲6八桂(参考2図)。

912
一見怖い図ですが、先手玉は右翼が広く簡単には寄らない形。対する後手玉は▲8四桂で挟撃態勢を作られるとすぐに寄ってしまう形とのことです。

広瀬七段、村山六段は先手優勢の見解で一致しています。