カテゴリ「第33期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2020年10月 9日 (金)

Dsc_2979(羽生九段は8時47分に入室)

Dsc_2987(豊島竜王は8時49分に上座に着いた。ややあって駒箱を開ける)

Dsc_2999(豊島竜王)

Dsc_3001(羽生九段)

Dsc_3011(林健太郎・野村ホールディングス株式会社グループ広報部部長が豊島竜王の振り歩先で振り駒を行う。結果はと金が4枚が出て、羽生九段の先手が決まった)

第1局は1日目を迎えました。本日の渋谷区の天気は雨。予想最高気温は16度です。

Dsc_2975(対局場の能楽堂。スタッフが最後の確認を行っている)

■1日目スケジュール

9:00 対局開始
10:00 おやつ
12:30~13:30 昼食休憩
15:00 おやつ
18:00 封じ手

※大盤解説の当日受付はありません。

2020年10月 8日 (木)

Dsc_2945(乾杯のあいさつ 巴政雄・東急株式会社代表取締役副社長執行役員)

「豊島竜王は竜王初防衛に向けて、先月に叡王を獲得して勢いがあります。羽生九段はタイトル通算100期を懸けて全力で立ち向かう戦いです。まれに見るすばらしい対局になることを期待しております」

Dsc_2947(乾杯後、両対局者は退出した)

本日の中継は以上で終了となります。明日の対局開始は9時です。そちらもお楽しみに。

(書き起こし=銀杏)

Dsc_2930
(対局者決意表明 挑戦者の羽生善治九段)
「今年はコロナ禍の影響で、イベントなどのキャンセルが続いていましたが、関係者のご尽力のおかげで前夜祭が開催できることを御礼申し上げます。
先ほど能楽堂で検分させていただきましたが、落ち着いた素晴らしい場所でひのき舞台にふさわしい場所だと感じました。そうした場所で対局者として指せることは棋士として大きな栄誉だと思いました。
力を出し切って悔いの残らないシリーズにしたいと思っています」

Dsc_2943(対局者決意表明 豊島将之竜王)
「コロナ禍でのタイトル戦は、前夜祭がなくて対局だけという形が続いていました。今回こうして盛大に前夜祭を開いていただいて、徐々にこれまでの形に戻ってきているようでうれしく思います。
規制が緩和されているとはいえ、対策は大変だったと思います。ありがとうございます。
明日からの対局は能楽堂での対局になります。去年も対局させていただいて、台風の中でも集中して指せました。今年も集中して竜王戦という舞台、注目されるシリーズにふさわしい将棋を指したいと思います」

(書き起こし=銀杏)

Dsc_2895(歓迎メッセージ 長谷部健・渋谷区区長)
「千駄ヶ谷に将棋会館がある関係で、渋谷区としては微力ですが、盛り上げていけるように支えていきたいと思っています。その中で、コロナ禍の中で竜王戦が始まることは区民だけでなく、日本に勇気を与えてくれるのではないかと思っています」

Dsc_2896(特別協賛社祝辞 杉山剛・野村ホールディングス株式会社執行役員)
「3月以降、数々のスポーツや文化のイベント、私の好きなジャイアンツの試合が延期や中止になる中で、明るい話題を提供してくださっていたのが将棋だったのではないかと思います。野村ホールディングスは第31期から特別協賛をしています。今期が3年目になります。昨今の将棋人気はすごくて、社内外のいろいろな方にお声がけいただく機会が増えました」

(書き起こし=銀杏)

17時30分より、セルリアンタワー東急ホテル「ボールルーム」で前夜祭が行われました。新型コロナウイルス感染防止のため、プログラムは例年より簡略化されています。中継ブログではその一部をご紹介します。

Dsc_2880

Dsc_2884(主催者挨拶 老川祥一・読売新聞グループ本社代表取締役会長)
「豊島竜王は初めての防衛戦、羽生九段は通算100期獲得をかけた世紀の大一番になります。豊島竜王は昨年、当時の広瀬章人竜王に勝って、史上4人目の竜王と名人の同時戴冠しました。羽生九段は初の永世七冠で、押しも押されもせぬ第一人者です。
今年はコロナウイルスの影響で縮小せざるを得ないのですが、お客さまを招いて前夜祭や大盤解説は竜王戦が初めてです。ファンの皆さまにも関心が高いと思います。万全の対策をして環境を整備して行います」

Dsc_2889(主催者挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長)
「豊島竜王と羽生九段はこれまで3回タイトル戦で戦っていますが、竜王戦は初めてで注目が集まると思います。
豊島竜王は近年の競争が激しい中でトップを走り、風格を身につけており、頼もしい存在です。
羽生九段は私と同世代で、今期は厳しい状況の中で決勝トーナメントに進み、勝ち抜いてきました。
決勝トーナメントでは強豪がそろう中、こっそり最年長の人(佐藤康九段自身のこと)が挑戦を狙っていたみたいですけど(笑)、見事に本命の一人の羽生九段が挑戦権を得まして、さすがだと思います。
七番勝負は全国各地で行われます。一手一手新たな歴史が刻まれるところを注目いただきたいと思います。
将棋連盟はコロナ禍の中で、万全の対策を採用しているつもりです。真剣勝負を見ていただく、真剣勝負を行うことがいい循環を生んでいるのではないかと思います」

(書き起こし=銀杏)