18時、永瀬叡王が38分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲木村3時間11分、△永瀬3時間30分。夕食の注文は永瀬叡王が豚しゃぶ弁当(鳩やぐら)、木村九段がちらし並(千寿司)です。対局は18時40分に再開されます。
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緩まず厳しく攻める
17時30分ごろ、夕食休憩まで30分ですが、木村九段は金を打ち込んで厳しく攻めました。△3三同銀は▲同歩成△同金▲同香成△同玉に▲3四銀が厳しく、後手は支えきれそうにありません。かといって▲3三金に玉を逃げるのは▲3二金で後手の駒損が拡大します。すでに後手が困っているとの声も聞かれているように、木村九段のリードが広がったようです。
先手好調の評判
先手ペースの声
16時過ぎ、局面は図のように進んでいます。先手は角取りをどう受けるのでしょうか。中継室では▲8二角成や▲2九香が有力とされており、いずれも先手ペースとの声が聞かれています。後手は駒損で攻めが細いのが気がかりのようです。
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2枚換えの進行に
14時30分ごろ、局面は激しく動きました。上の図から△3六歩▲同飛△2七歩成▲同金△5四角と後手が強襲したのです。以下▲2六飛に△2七角成▲同飛△3六金(下の図)と進んでいます。▲2九飛と逃げれば△3七金と桂を取った手が、▲角△金桂の2枚換えとなります。後手は駒得になりますが、先手から▲5五角と金香の両取りで切り返される手があり、簡単ではないようです。
先崎九段が中継室へ
控室に先崎学九段が訪れました。現局面を見て「これはもう、ただでは済まない宣戦布告ですね。△2六歩の狙いは△2七歩成▲同金△4五角▲2六飛△2五歩。▲2六同飛なら△5五角が香の両取りです。▲2八銀は△2四飛が気になりますね。▲2八歩がいちばん堅いです。▲2八歩は堅いけど、ものすごい利かされなので、打ちたくないんですよね。突っ張るなら▲3七桂でしょうか。後手は▲3五歩(35手目)に攻めたのは冒険心がありますよね。△7三桂が普通でしたから。攻めが1手早いんですよね」と見解を示しています。