（読売新聞観戦記の解説を務める飯島栄治七段）

（19時を回り広瀬章人八段も控室へ姿を見せ、さわやかな笑顔）

　

△４一飛に渡辺棋王が47分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲渡辺棋王２時間50分、△永瀬六段３時間50分。対局は19時に再開される。
夕食の注文は永瀬六段が「とろろせいろうどん（大盛り）」（ほそ島や）。渡辺棋王の注文はなし。

とろろせいろうどん（大盛り）

食事は同じものを注文して撮影しました。
 

（渡辺棋王はゆらゆらと扇子を揺らし思考にふける。永瀬六段はかなり盤に近づいて考えている）
　

図は▲５四飛と渡辺棋王が銀を取った局面。以下△７一飛（△５四同歩と飛車を取るのは▲２六角成）▲６四飛△７三角の進行が考えられる。夕食休憩前に激しい展開になっている。
▲５四飛までの消費時間は▲渡辺棋王１時間58分、△永瀬六段３時間25分。
渡辺棋王は決断よく指し進めている。

　

囲碁・将棋チャンネルの新会員サービス「将棋プレミアム」の出演を終えた伊藤真吾五段が検討。西尾明六段（左）はこれから出演予定。

（飯塚祐紀七段も控室に。隣は本局の読売新聞観戦記を務める相崎修司さん）
　

後手が△４四歩と打った手に対して渡辺棋王は１時間７分の考慮で▲同飛と取った。△２六角が飛車と桂の両取り。両方助けるなら▲４七飛だが△４六歩が痛い。したがって△２六角には▲７一角と打って切り返すのか。

（渡辺棋王は飛車を走って攻めを通すか）
　

図は▲４六飛と２六にいた飛車を転回させた手に対し、後手が△４四歩と打った局面。後手は金・銀の配置を乱されたが、こういった陣形をまとめるのは永瀬六段は得意だろう。渡辺棋王の攻め、永瀬六段の受けという棋風に準じた戦い模様だ。

（先手の攻めをガッチリ受ける方針のようだ）

　

（千駄ヶ谷はさわかやかな風が吹き好天に恵まれている）

（鳩森八幡神社の緑が目を癒してくれる）

　
　

挑戦者決定戦第１局、第２局は千代田区都市センターホテルで行われた。本局は東京・将棋会館へ戻ってきた。対局室はもちろん「特別対局室」だ。

第１局
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/28/ryuou201508110101.html

第２局
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/28/ryuou201508310101.html

（特別対局室の入口）

（昼食休憩時の特別対局室）

（特別対局室から一歩出る）

　

（先に対局室へ戻っていた永瀬六段は頭を抱える）

（脇息にヒジを突き頬杖）

（渡辺棋王は13時３分に対局室へ戻ってきた）

（渡辺棋王は棋譜を覗き込む）

（永瀬六段は▲３五歩に考え続ける）