カテゴリ「第27期竜王戦決勝トーナメント」の記事
対局再開
昼食休憩中の対局室
昼食休憩
12時10分、図の局面で藤森四段が25分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤森1時間8分、△高見46分。昼食の注文は藤森四段が「カレーライス」(ほそ島や)、高見五段が「うな重(松)」(ふじもと)。対局は13時に再開します。
カレーライス。
うな重(松)。
直近で藤森四段が指している形
局面は青野流から後手も△7六飛と横歩を取ったところで、先手が▲7七桂と跳ねました。角道を止めて消極的なようですが、どこかで▲6五桂と勝負する順を含んでおり、激しさを秘めています。以下△5五角▲2二歩△同角▲3七桂と進んで図の局面を迎えました。
先手は1歩を犠牲に手を稼いで▲3七桂と攻勢を目指しています。前例は9局あって、先手2勝、後手7勝と先手が苦戦。しかし、直近の前例は5月30日に行われた竜王戦6組ランキング戦の決勝戦、▲藤森哲也四段-△阿部光瑠四段戦で、藤森四段はこの将棋に勝って決勝トーナメントへの切符を手にしています。
もちろん高見五段もそれを承知でこの形を選んでいると思われます。直近の前例から一カ月で、両者の研究はどこまで進んでいるのでしょうか。
青野流
時刻は11時を回りました。
藤森四段は飛車を引かずに▲3六歩としています。これは、作戦家として知られる青野照市九段が創案した「青野流」と呼ばれる形。激しくなりやすい戦型で、早くも緊張感が増しています。
ここまでの消費時間は▲藤森21分、△高見23分。
横歩取りへ
対局開始
対局開始前の様子
第27期決勝トーナメントは7月1日(火)開幕
27期竜王戦は決勝トーナメントが始まります。開幕を飾るカードは、高見泰地五段(5組優勝)-藤森哲也四段(6組優勝)の一戦です。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。
【関連リンク】
・読売新聞(主催者) YOMIURI ONLINE
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