カテゴリ「第27期竜王戦挑決第2局」の記事 Feed

2014年9月 2日 (火)

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△4九角と打った手に対し、羽生名人が22分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲羽生名人1時間9分、△糸谷六段42分。対局は13時に再開される。昼食の注文は両者ともになし。

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糸谷六段が△3五銀と立った局面。今年の竜王戦1組ランキング戦の▲深浦康市九段-△阿部隆八段戦で9筋を突かない形で指されている。下記に掲載したように▲2六銀△同銀▲同飛△5八角と進行している。本局の糸谷六段は▲2六銀に△4四銀と引きあげた。

 第27期竜王戦ランキング戦1組
 平成26年 3月24日 於・東京都渋谷区千駄ヶ谷 「東京・将棋会館」

 持ち時間 ▲九段 深浦 康市
 各5時間  △八段 阿部  隆

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金
▲2五歩 △8八角成▲同 銀 △2二銀
▲3八銀 △6二銀 ▲7七銀 △3三銀
▲6八玉 △7四歩 ▲5八金右△6四歩
▲2七銀 △6三銀 ▲2六銀 △1四歩
▲3六歩 △4四歩 ▲7九玉 △4二飛
▲3五歩 △7二金 ▲3四歩 △同 銀
▲3七銀 △3三金 ▲6六歩 △6二玉
▲7八金 △4五歩 ▲8八玉 △7三桂
▲6七金右△3五銀(※)▲2六銀 △同 銀
▲同 飛 △5八角 ▲6八金引△4九角成
▲3七桂 △8五桂 ▲8六銀 △8四歩
▲2四歩 △同 歩 ▲2二歩 △4八馬
▲2一歩成△3七馬 ▲2九飛 △6五歩
▲1一と △6六歩 ▲8五銀 △同 歩
▲8四角 △7三桂 ▲5六銀 △8六歩
▲同 歩 △8七歩 ▲同 玉 △8五歩
▲同 歩 △4四飛 ▲8六桂 △3四飛
▲3九飛 △3八馬 ▲同 飛 △同 飛成
▲6五香 △6七歩成▲6三香成△同 金
▲6四歩 △同 金 ▲6七銀 △3九飛
▲6九歩 △8一香 ▲7一角 △6三玉
▲6二銀 △8四香 ▲5三銀成△7二玉
▲6二成銀
 まで、93手で深浦 康市九段の勝ち。
(消費時間=▲4時間37分、△4時間38分)

Dsc_0060(2分使って△6二玉。糸谷六段の右玉)

1txt286手目に糸谷六段が△8八角成と角を換えて、戦型は一手損角換わりになった。羽生名人が棒銀を採用した。糸谷六段は△6二玉と得意の右玉だろうか。先手の銀が2筋に出てきているので、玉を6二へ上がるのは戦場から遠ざかっている意味がある。さてどうなるのか。

Dsc_0054(一手損角換わりを採用した糸谷六段)

Dsc_0040(10時対局開始)

Dsc_0044(初手▲7六歩を着手する羽生名人)

Dsc_0049(糸谷六段は2手目△3四歩を着手)

Dsc_0058(羽生名人は糸谷六段の△3四歩を見て窓の外に目を向ける)

森内俊之竜王への挑戦権を争う第27期竜王戦挑戦者決定三番勝負は羽生善治名人(1組優勝)-糸谷哲郎六段(3組優勝)戦。第2局は9月2日(火)東京将棋会館「特別対局室」にて10時対局開始。第1局は8月15日に行われ、先手の糸谷六段が制している。第2局は羽生名人が先手となる。羽生名人が巻き返し1勝1敗のタイに戻し第3局へもつれ込むか、糸谷六段が一気呵成の連勝で挑戦者となるか。

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本局の中継は棋譜・コメント入力が銀杏、ブログを吟が担当する。どうぞよろしくお願い致します。