カテゴリ「第24期竜王戦挑決第3局」の記事 Feed

2011年9月12日 (月)

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【34手目棋譜コメントより】
控室を訪れた田中四段は、モニターを見て「前例はすべて△7七角成でしたね。でも、△6五同歩は有力手だと聞いています」と話し、対局室に戻っていった。ありがたい情報に感謝。田中四段の指摘通り、前例3局は△7七角成だった。
角をさばくめどが立ったので、次に飛車をさばきたい。▲7四歩が有力。以下△同歩▲5四銀△同銀▲7四飛△4五銀▲7一飛成と進めば、飛金両取りで4一金の弱点を突ける。両者、うつむいて考えている。実戦例があり、棋書で紹介されていた展開なので、両者想定通りの進行だろう。どちらの読みや研究が上回っているのか。

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△5四歩までの局面は過去に10局(先手4勝、後手6勝)。久保は先後1局ずつ指して2勝している。
次の一手は▲6五歩、▲4五銀、▲4六歩の3通りが指されており、ここは序盤の大きな分岐点といえそうだ。

(烏)

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久保二冠の石田流に、丸山九段は左美濃で対抗しました。
過去の同一局面は10局あり、先後5勝ずつ。竜王戦では今期ランキング戦6組で、▲西川和宏四段-△田中魁秀九段戦、▲甲斐智美女流王位-△永瀬拓矢四段戦が指されています。
11時過ぎまでの消費時間は▲久保39分△丸山7分です。

(烏)