カテゴリ「第22期竜王戦挑決第3局」の記事 Feed

2009年9月11日 (金)

66 現局面(昼食休憩時)からの進行例として、以下の順が考えられます。

▲7四歩△同金▲4五銀△同銀▲同桂△8六歩▲同歩△5五角▲2九飛△7六歩▲同銀△4五銀▲6三角△5四桂▲7四角成△6六桂(変化図)

▲7四歩のところで、▲1二歩△同香▲1一角。他にも△8六歩の突き捨てに対する▲同歩など選択肢は数限りなくあります。午後は長考合戦となるのか、それとも深浦王位の研究のレールをそのまま辿っていくのか。まずは次の一手に注目です。

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50ryuou20090911 この局面で森内九段が31分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は▲森内1時間25分、△深浦24分。
昼食の注文は深浦王位が冷やし中華。森内九段は注文がありませんでした。

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Gazou_090
東京・将棋会館では、大盤解説会を開催します。
賞品の当たる“次の一手”の出題もありますので、終局までじっくりとお楽しみください

日時
2009年9月11日(金)
東京・将棋会館2階研修室 17時30分開場 18時開始
※早く終局した場合も、20時半頃までは解説会を行います

料金
一般2,000円、支部会員・女性・学生・60歳以上・障害者1,500円
全席自由・70席
※ 次の1手出題後の入場は500円引き
※ 当日の道場の手合カード提示で500円引き(割引サービスの併用は出来ません)
解説
村山慈明五段/戸辺 誠五段

お問い合わせ
〒151-8516 渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
日本将棋連盟道場 TEL03-3408-6167(道場直通)

※写真は、早朝から控え室に来ていた村山五段。深浦王位の新手に「研究会でも見たことがありません」と目を輝かせていました。

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48ryuou20090911 ▲4五歩の仕掛けから数手。47手目▲3五歩に対し、深浦王位は「タイトル戦で封じ手までを並べ返すくらいの感じで」(観戦記の高野五段)、△6三金と上がりました。

この手は前例が無く、すなわち新手。「おそらく、このまま昼食休憩に入るでしょうね。大昔の持ち時間の長い将棋なら、翌日まで考えますよ」(高野五段)

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22ryuou20090911両者の指し手は迷うことなく進み、まず深浦王位が銀を腰掛けました。
この局面は▲森内-△深浦戦で1局(平成12年)に指されており、その将棋は後手の深浦王位が勝っています。

(烏)