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2013年7月17日 (水)

「先手苦しい」の声

解説会場では解説役が三浦八段から屋敷九段にバトンタッチ。「先手が苦しいのでどう勝負するかというところです」と話していた。控室でも「先手苦しい」の声が出ている。渡辺竜王にうまい手段はあるだろうか。

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羽生棋聖、決めに出る

Kifu_63渡辺竜王が▲5六歩(図)と受けた手に対し、羽生棋聖が長考している。ゆっくりしていると先手は▲7七銀~▲7九玉とどんどん形がよくなるので、後手としては決めにいきたい局面だ。15時35分過ぎ、羽生棋聖は△5六同馬を着手。堅さを生かして踏み込んでいった。以下▲5八飛△4七馬▲同銀と進んで後手は駒損だが、先手玉が露出しているためあらゆる攻めの当たりが厳しくなっている。

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屋敷九段に聞く

本局の立会人を務める屋敷九段は、1990年に高島屋で行われた第56期棋聖戦五番勝負第5局で中原誠棋聖(当時)に勝ち、棋聖位を奪取している。当時18歳でのタイトル獲得は最年少記録として今も破られていない。屋敷九段に当時の思い出を聞いた。
「今回高島屋に来て、建物の中を見てだんだん記憶が蘇ってきました。ええ、素晴らしい場所で対局をさせていただきました。確か2回くらい対局では来ていると思うんですが。どちらも立ち会いが原田泰夫先生だったんですが、独特の原田節を聞いて楽しく過ごした思い出がありますね。懐かしいです。(初の棋聖獲得の頃はまだ十代でしたよね、と尋ねると)そうですね、慣れないところもありましたが、そうしたところも原田先生に見ていただいて、対局に集中できた記憶があります」

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午後のおやつ

15時、対局室におやつが運ばれた。両者ともチョコレートケーキで、飲み物は渡辺竜王がホットコーヒー、羽生棋聖がホットレモンティー。

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現地大盤解説会、始まる

14時30分、現地では大盤解説会が始まった。悪天候ながら会場はほとんどのイスが埋まっている状況だ。壇上では三浦八段が解説している。
「朝、朝食会場に大盤があったんですが、それが▲2六歩△8四歩の局面になっていたんですね。それで羽生さんも同じ場所で朝食をとっていたらしいんですが、こういうのを見るとやりにくくなる……というのは考えすぎですかね」

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戸辺誠六段が来訪

14時20分ごろ、控室に戸辺誠六段が来訪。思いがけない来客に関係者からは喜びの声。戸辺六段はさっそく継ぎ盤で検討を始めた。

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(控室にはいろいろなおやつが用意されている)

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棋聖戦の歴史

館内を歩くと、過去に行われた棋聖戦の写真を見つけることができる。

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(左端の写真は2005年の第76期棋聖戦五番勝負第4局、佐藤康光棋聖-羽生善治四冠戦。肩書きは当時のもの)

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(こちらは2008年の第79期棋聖戦五番勝負第1局のときのもの。一枚の写真の中に六冠。渡辺竜王は観戦で訪れていた)

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(1986年の第48期棋聖戦五番勝負第3局、米長邦雄棋聖-桐山清澄九段戦。立会人・原田泰夫九段の姿が見える。記録係は高田尚平三段(現六段)。貴重な写真だ)

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