本局の立会人を務める屋敷九段は、1990年に高島屋で行われた第56期棋聖戦五番勝負第5局で中原誠棋聖(当時)に勝ち、棋聖位を奪取している。当時18歳でのタイトル獲得は最年少記録として今も破られていない。屋敷九段に当時の思い出を聞いた。
「今回高島屋に来て、建物の中を見てだんだん記憶が蘇ってきました。ええ、素晴らしい場所で対局をさせていただきました。確か2回くらい対局では来ていると思うんですが。どちらも立ち会いが原田泰夫先生だったんですが、独特の原田節を聞いて楽しく過ごした思い出がありますね。懐かしいです。(初の棋聖獲得の頃はまだ十代でしたよね、と尋ねると)そうですね、慣れないところもありましたが、そうしたところも原田先生に見ていただいて、対局に集中できた記憶があります」
館内を歩くと、過去に行われた棋聖戦の写真を見つけることができる。
(左端の写真は2005年の第76期棋聖戦五番勝負第4局、佐藤康光棋聖-羽生善治四冠戦。肩書きは当時のもの)
(こちらは2008年の第79期棋聖戦五番勝負第1局のときのもの。一枚の写真の中に六冠。渡辺竜王は観戦で訪れていた)

(1986年の第48期棋聖戦五番勝負第3局、米長邦雄棋聖-桐山清澄九段戦。立会人・原田泰夫九段の姿が見える。記録係は高田尚平三段(現六段)。貴重な写真だ)
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