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時刻は19時。現局面はまた羽生棋聖がはっきりよくなっています。あとはどう決めるかという状況のようです。残り時間はともに3分。
(睡蓮)
図は18時25分頃の局面。豊島八段は角銀との2枚換えで飛車を手にしてから△2二玉と7五角のラインをかわし、△6五桂と銀を取る手や△7一飛と自陣の飛車を活用する手を可能にしました。ここまで進むと先手がまとめきるのも簡単ではないようで、控室の森下九段と屋敷九段は混沌とした状況になってきたと話しています。
(豊島八段。巧みに粘ってチャンスを待つ)
図は17時35分頃の局面。先手が▲8六金と桂を取ったところです。ここで△6五桂は▲3三桂と打つ手が厳しいため(以下△3三同金は▲4二銀)、現状は後手の豊島八段がかなり苦しくなっていると見られています。
(羽生棋聖が一歩抜け出したようだ)
時刻は17時を回りました。現地大盤解説会では、村山七段・宮宗女流二段ペアが壇上で解説しています。
(村山七段。下図の局面について、激戦ながら羽生棋聖が少しよくなってきているのではないかと話していた)
(名物の浜焼き)
(焼き立ての魚介をその場で楽しめる)
(こちらは番屋汁。浜の番小屋で漁師に食べられていた味噌仕立ての鍋だ)
(もちろん、食事処も充実。刺身定食を注文してみた)
(寺泊の海)
岩室から車で20分ほどの距離にある寺泊は、漁業が盛んな港町。寺泊港近くの魚の市場通りでは、新鮮な海の幸を手頃な値段で買うことができます。
(「魚のアメ横」と呼ばれる魚の市場通り)
(鮮魚がずらりと並ぶ)
(寺泊の名産、ベニズワイガニ)
図は16時頃の局面。△5五角~△6八銀と豊島八段が連続で高い持ち駒を盤上に投入し、相手玉に迫る形を作ろうとしています。△5五角は49分、△6八銀は1時間17分と連続での長考で、図の△8五歩までの消費時間は▲羽生2時間10分、△豊島2時間54分となっています。
(羽生棋聖。現局面の△8五歩に、まとまった時間を使って考えている)