▲6六歩の狙いを看破
▲6六歩(1図)の狙いが分かりました。△8七歩には▲6五歩△同銀▲9三歩成△8四飛▲8三角△6四飛▲6一角成△同玉▲5五金(変化図)があったようです。
変化図になれば先手よし。検討陣がこの変化を知った直後、藤井棋聖は△8七歩ではなく△9二歩と受けました。一見すると屈服した手のようですが、危ない変化を消して冷静な手です。控室では「さすが」と声が上がりました。
1図から△9二歩▲5六銀△5四歩が実戦の進行で2図。3六飛は先手の負担でもあるため、すぐに△1四角はあまり指したくありませんが、2図から▲4五銀△5三銀▲3四銀△同金▲同飛なら△2五角の王手飛車取りがピッタリです。後手が指しやすい状況が続いているようです。




図は9筋で戦いが起きて先手が忙しそうな状況でした。▲9三歩成△同桂▲同桂成は△8六飛で後手にさばかれます。
図は13時30分ごろの局面。先手は依然として3六飛や8五桂が負担です。もし図で後手の手番なら△9七歩成▲同香△同香成▲同角△9二飛といった攻め筋があります。かといって、図で▲9八歩は△8四歩とされるかもしれません。先手はやるべきことが多く、忙しそうな局面です。











図の局面で藤井棋聖が17分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲服部1時間4分、△藤井1時間33分。休憩時間は12時から1時間。対局者の昼食は以下の通りです。













▲9七桂△9五歩▲同歩で図の局面。戦いになりそうです。▲9七桂は次に▲8五飛△8四歩と打たせれば先手が少し楽になりますが、本譜の端攻めは予想の本命に挙がるところで、互いの読みがぶつかっています。図から自然に進めるならば、△9六歩▲8五桂△6四銀▲3五飛△2三金▲3六飛で、先手は飛車と桂の両方が負担になります。うまくまとめなければいけません。近藤正七段は「やや後手ペース」と話しています。









