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対局再開後、斎藤七段はすぐに▲8八玉を着手しました。
(▲8八玉を着手する斎藤七段)
(羽生棋聖はすぐには着手を返さなかった)
(うつむいて想を練る羽生棋聖)
(潤)
12時45分、斎藤七段はすでに対局室に戻っていました。
(対局再開15分前には対局室に戻っていた斎藤七段)
(斎藤七段盤側。ペットボトルの水や、ポットに入った水やお茶が用意されていた)
(羽生棋聖盤側。斎藤七段と同じものが用意されていた)
(13時を回ったころ、羽生棋聖が入室した)
(谷川立会人が「13時を回っておりますので、対局を再開してください」と、両対局者に告げた)
13時になって対局再開。斎藤七段はすぐに▲8八玉と玉を入城しました。控室ではここから▲4五歩△同歩▲3五歩という進行を調べています。
(昼食休憩時の盤面)
(昼食休憩時の対局室)
(昼食休憩までの棋譜)
(昼食休憩時の控室。今泉健司四段が来訪していた)
(広島在住の今泉四段だが、本日は大阪からバスで来たとのこと。「一度ここに来てみたかったんですよね~」と言いながら、笑顔を見せた)
昼食の注文は羽生棋聖がきつねうどん(おにぎり2個つき)、斎藤七段が淡路島牛丼(淡路牛と淡路島産玉ねぎを使用した牛丼)を注文されています。
(羽生棋聖が注文した「きつねうどん」。一般客への注文としては取り扱っていない(宿泊客のみ)一品だ)
(斎藤七段が注文した「淡路島牛丼」)
図の局面で12時となり、斎藤七段が25分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲斎藤1時間14分、△羽生1時間18分。昼食時の注文は羽生棋聖がきつねうどん、斎藤七段が淡路島牛丼。対局は13時から再開されます。
図は11時25分ごろの局面。急戦矢倉と思われた本局は、駆け引きの末に本格矢倉になりました。本局の産経新聞観戦記を担当する本間六段は「昭和の本格矢倉になりましたね。まさかこういう展開になるとは」と驚きの声を上げられました。
(本間六段)
(兄弟弟子が並んで腰掛けていた)
10時45分ごろ、現地では第1局の観戦宿泊ツアー参加者を対象に、本日2度目となる指導対局が始まりました。
(指導対局開始前。先生、何度隠されても分かります)
(子供に笑顔で応える室田女流二段)
(長谷川女流二段)
(村田女流二段)
図は11時前の局面。斎藤七段が▲3六歩と突いた局面です。北浜八段は「先手は矢倉、後手は急戦矢倉になりました。△6五歩▲同歩△同桂が、(故)米長邦雄永世棋聖が得意とされていた仕掛けです。ただここで▲3六歩と突いたのが斎藤さんの工夫で、もしかしたら居玉のまま戦うのかもしれません。どの戦法にも研究が行き届いているのが斎藤さんの将棋です」と、解説しました。
(解説をする北浜八段)
本局で使用されている駒の書体は「水無瀬兼成卿写」で、熊澤良尊師作。およそ4年前の作品とのことで、現在は函館市在住の工藤祐紀氏が所蔵しています。