ダナン三日月は、ダナン湾に面した五つ星のリゾートホテル。2022年６月に営業開始。ホテル三日月グループが運営しています。昨年度は龍宮城スパ・ホテル三日月（千葉県）で棋聖戦、日光きぬ川ホテル三日月（栃木県）で棋王戦の番勝負が行われましたが、これらホテルも同グループの系列です。
ダナン三日月は日本文化の発信をコンセプトにしており、館内は日本的なつくりになっています。ベトナムはもちろん、各国から宿泊客が訪れます。昨日は前夜祭に出席する人のほか、アニメフェスやウオーターパークを楽しむ人いて盛況でした。
【ダナン三日月】
https://mikazuki.com.vn/jp/
（ホテル外観）
（４階ロビーには日本の展示物がたくさん）
（日光東照宮から分祀したみこし）
（南国情緒のある庭園）
（三日月ウォーターパーク365）
（牛蒡）
ベトナムの正式名称はベトナム社会主義共和国。日本の南西約4000kmほどにある、南北に長い形の国です。人口は約１億人。首都はハノイ、最大の都市はホーチミン。日本との時差はマイナス２時間（たとえばベトナムが15時なら日本は17時）。日本とベトナムは今年で外交関係樹立50周年を迎えました。
ダナン市はベトナムの中央あたりに位置します。気候としては熱帯モンスーン気候に属し、４月から８月までは乾季、９月から３月は雨季になります。かつては漁村だったそうですが、現在はハノイ、ホーチミンに次ぐ第３の都市に発展しました。
（牛蒡）
10時のおやつは次の通りです。どちらもベトナムのお菓子でした。
藤井棋聖 チェー、オレンジジュース
佐々木七段 バンヤロン、炭酸水
バンヤロンは伝統的な餅菓子、チェーはフルーツと豆のベトナム風ぜんざいです。
（藤井棋聖のおやつ）
（佐々木七段のおやつ）
（牛蒡）
１局は角換わりになりました。藤井棋聖の得意戦法を佐々木七段が受けて立った形です。まずは堂々と真っ向勝負といったところでしょうか。38手目△４一飛に▲５三桂成は流行している定跡。数十手先まで前例があることも多いです。
２図は分岐点でした。今期棋聖戦の準々決勝、▲松尾歩八段－△佐々木勇気八段戦は▲５八桂でしたが、藤井棋聖は▲３八桂を選択。これで前例を離れました。▲５八桂は玉頭の守り重視の手。▲３八桂は△４六歩▲同銀△４七歩▲同金△３八角の筋を消しています。どちらも利があり、判断の難しいところでした。
10時15分現在、▲３八桂以下、△７一飛▲７二金△４一飛▲４五歩（59手目）まで進んでいます。研究勝負で速い進行です。
（控室の検討風景）
（小林健二九段。「50年前に私が習った将棋とはまったく違うなあ」）
（鈴木大介九段）
（加藤桃子女流三段）
（牛蒡）
佐々木七段が早めに入室。続いて藤井棋聖の順でした。振り駒は産業経済新聞社の飯塚会長が行いました。結果は歩が４枚で、藤井棋聖の先手です。定刻の９時に対局が始まりました。
（藤井聡太棋聖）
（佐々木大地七段）
（牛蒡）
８時41分ごろに佐々木七段、48分ごろに藤井棋聖が入室。佐々木七段は師匠の深浦九段から贈られた和服を着ています。深浦九段が王位のタイトルを獲得したときに着ていたものです。
（牛蒡）
本日のダナンは薄曇り。予想最高気温は33度です。本日のスケジュールは次の通り。
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 午後のおやつ
（牛蒡）
（ダナン三日月の庭園。青い部分は屋外プール）
（ホテルから見て海の反対側、南西方面。はるか先に隣国ラオスがある）
（南東方面。明かりが描く海岸線のカーブの先に市街地がある）
以上で４日のブログ更新を終わります。明日はいよいよ対局です。
（牛蒡）
（ずらりと料理が並ぶ）
（ベトナム料理の生春巻き）
（こちらはフォー）
（ベトナム将棋倶楽部の皆さん）
（鈴木大介・日本将棋連盟常務理事 中締め）
「この大一番が日本を飛び出してダナンで行われる意義は非常に大きい。明日は自分自身も堪能したいと思いますし、皆さんとともに盛り上げていきたいと思います」
（牛蒡）
歓談の時間に本マグロの解体ショーが催されました。
（刺身や寿司にして出席者にふるまわれた）
（一部は屋外でわら焼きにしていた）
（ライトアップされたダナン三日月の噴水ショー）
（牛蒡）
