好調ではなく順調、藤井七段
藤井七段はデビュー以来、3年連続で年度勝率8割超を達成しました。これは史上初の快挙です。2連敗は4回しかなく、3連敗は1回もありません。どの期間を切り取っても白星ばかりですが、一例として昨年12月から本日までの成績を紹介します。
13連勝 --> 1敗 --> 5連勝 --> 1敗 --> 10連勝 --> 1敗 --> 4連勝
合計すると32勝3敗で勝率は0.914。おそるべき勝ちっぷりです。つい「好調」と記したくなりますが、師匠である杉本昌隆八段は、先日の師弟対決(竜王戦)で、「好調というよりも順調」とコメントしていました。その実力を高く評価しています。
ちなみに13連勝の直前の1敗は、第69期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終戦でした。タイトル挑戦を目前に頓死を喫した痛恨の敗戦でしたが、その直後の13連勝には実力のみならず、メンタル面の強さも感じます。