羽生棋聖が決戦に持ち込む
ここまでの流れを振り返ります。羽生棋聖の先手で始まった第2局は、角換わり模様の立ち上がりから豊島八段が△4四歩(10手目)と角道を止めて、雁木模様になりました。
ツノ銀雁木から腰掛け銀に構えた後手陣に対して、羽生棋聖が4筋から▲4五歩(29手目)と仕掛けます。以下△同歩▲2二角成△同金▲4五銀△同銀▲同飛と進んで、それぞれ角と銀を手持ちにしました。
流れが変わったのは昼食休憩明け。豊島八段が守りの銀を出たところで、羽生棋聖が▲7一角(47手目)と打って決戦に突入しました。控室で棋譜を並べていた高見叡王は、「先手が望んでこういう戦いにしましたね」と話します。
駒の取り合いから激しい流れになっていますが、控室の検討陣は「後手がやれそう」との見解。高見叡王は「後手が角銀銀と持っていることが大きいように思います」と話していました。
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