終局直後
終局後、主催紙インタビューが両対局者に行われました。まずは羽生棋聖から。
――本局を振り返られて
羽生 △7五歩(50手目)の変化をやってみたかったです。攻め合いになって、際どい終盤戦になるように思っていました。
――△7五角(78手目)のあたりはいかがでしたでしょうか
羽生 まったく分かりませんでした。詰まされる可能性や、詰めろが解けてしまう可能性などがあり、少し足りないのかなと思っていました。
――勝ちになったと思われたのは
羽生 本当に最後のところで、直前までは読みきれていませんでした。
次に、斎藤七段にインタビューが行われました。
――本局を振り返られて
斎藤 公式戦では指したことのない将棋でしたが、考えていた将棋ではありました。難しすぎて分からず、決断しきれなかったです。▲4四角とするタイミングによって△同金か△1二玉か、そのときどきで変わってくるなど、難しかったです。
――第2局に向けて
斎藤 本局は負けましたが、自分の力は出しきれたように思います。第2局までにまた力をつけて臨みたいと思います。
(主催紙インタビューを終え、ファンの待つ大盤解説場へ向かう)
(潤)