前夜祭1
18時から3時間の予定で前夜祭が開催されました。会場は市内の「沼津リバーサイドホテル」です。
例年盛会となる沼津対局の前夜祭ですが、今期は過去最多の360人が出席しました。
(前夜祭は立食形式が多いが、沼津対局は参加者全員に席が用意される)
(主催者あいさつ 堀晃和・産経新聞社東京本社文化部長)
これだけ盛大な前夜祭は経験がありません。沼津では5年連続で開かれています。
藤井聡太四段の活躍などで、将棋はいまだかつてないブームがきているようです。
将棋のルールを知らない妻が、藤井四段や順位戦の話などをしてきましたから。
今回は羽生棋聖と斎藤七段の争い。屈指の対局が期待されます。
(以上、堀文化部長のあいさつ)
(主催者あいさつ 佐藤康光・日本将棋連盟会長)
あまりの盛大ぶりにびっくりしています。私も緊張しています。今年は関西棋士のタイトル挑戦が多くて、その流れに乗って斎藤七段はタイトル初挑戦を果たしましたが、その実力は以前から知られていました。今回は待望の登場です。
第1局、第2局と内容の濃いすばらしい将棋でした。羽生棋聖がここ一番の力で連勝しました。斎藤七段がどう巻き返すか注目されます。これまでの2局と引けを取らない将棋を期待しています。
将棋を取り上げられることが増えてきました。藤井四段の連勝も大々的に取り上げていただきました。私の印象では、羽生さんが全冠制覇されたときもかなりのブームでした。当時、私もタイトル挑戦していまして、修学旅行の女子高生が羽生さんを空港で発見して取り囲んだんです。私も近くにいて一緒に囲まれたのは複雑でしたが。そうした記憶があります。将棋界盛り上がっているところでのタイトル戦です。注目いただけたらと思います。
(以上、佐藤会長のあいさつ)
(歓迎のあいさつ 大沼明穂・沼津市長)
私は昨年11月10日に市長となりました。
ようこそ沼津にお越しくださいました。
北は富士山、南は駿河湾と風光明媚な街です。
温暖な気候により、著名人の別荘や、皇族の御用邸が作られました。
若山牧水や井上靖ら文化人ゆかりの地でもあります。
(以上、大沼市長のあいさつ)
(あいさつ書き起こし=銀杏、写真=牛蒡)