沼津倶楽部(1)
本局が指されている「沼津倶楽部」は、明治40年(1907年)にミツワ石鹸二代目・三輪善兵衛氏が建てた数寄屋建築の別邸「松岩亭(しょうがんてい)」が前身。全室が茶室として造られ、千人茶会を行なえるように設計されたと言われています。
第二次世界大戦中、陸軍省に接収され、戦後は大蔵省の管轄となりました。その後、有志が大蔵省から取得し、割烹「沼 津倶楽部」が営まれました。2006年に老朽化の進んだ建物の改修や増築を行い。2008年から会員制のゲストハウス「千本松・沼津倶楽部」として再興し、営業しています。2014年11月、建物の歴史的・美術的な価値が評価され、国の有形文化財に登録されました。
(沼津倶楽部の新館。宿泊できる施設だ)