終局直後の様子
【豊島将之七段インタビュー】
――今日の相居飛車の力戦形は予定の作戦ですか。
「そうですね、はい」
――▲3四銀(37手目)に△4四銀とかわされたあたりはいかがでしたか。
「苦しいなと思っていました」
――8四と8五に香を並べられたあたりはいかがですか。
「そこも悪いと思っていました」
――どのあたりで、形勢の好転を感じましたか。
「▲7七桂(71手目)と跳ねてから、ちょっと好転していったかと。その局面はまだ悪い可能性が高いですが」
――勝ちになったと思われたのはどのあたりでしょうか。
「▲1三桂成(129手目)としたところで」
――棋聖戦では初めての番勝負登場です。
「一生懸命やりたいと思います」
――タイトル戦には3度目の登場です。
「そうですね、結果が出せるように工夫して戦いたいと思います」
――羽生棋聖についてはどのように感じていますか。
「全体的に非常にレベルが高い将棋で、どういう形になってもいい将棋を指されるので。こちらも自分の良さを出したいと思います」
――五番勝負に対する意気込みをお願いします。
「(タイトル挑戦は)3回目なので、結果を出したいと思います」
【佐藤天彦八段インタビュー】
――今日は横歩取りにはなりませんでした。
「そうですね。今日の出だしだと横歩取りにはできません」
――途中、控室では後手が指せるのではないかと見られていましたが、ご自身ではいかがでしたか。
「難しいとは思いましたが、悪いとまではいかないかなと。指せる局面もあったかと思います」
――悪くなったのはどのあたりだと思いますか。
「ちょっと、いまは分からないですね」
(八雲)