17時頃の大盤解説会
(大盤解説会では、井上九段が「おっちゃん、何問解けたん?」。次の一手で『3手詰ハンドブック2』が当たったお客さんが夢中で解き続けていたようだ)
井上九段「詰将棋は短いのをたくさん解くのがいいですね。私は昔、100何十手の詰将棋を6時間かけて解いたこともありますけど、いまはそんな根気がありません」
続いて話題は弟子の船江五段のことに。
井上九段「最近はネット中継やニコニコ生放送があって便利になりました。今日は私の弟子の船江がニコニコ生放送で解説しています。電王戦(第3局、船江五段がツツカナに敗れた)では自分の弟子ながら立派な態度やなと思いました。さっき放送で『師匠にあまり怒られたことはない』と言っていたんですが、100回くらい怒ったし、寿命が縮むような怒り方も3回くらいしたんですが……。でも立派になってくれてよかったです」
井上九段「先手を持って指してみたいですね」
安用寺六段「駒得なんですかね」
井上九段「銀得ですが、(△6七歩成から銀桂交換になるので)実質桂得ですね。しかし▲8三歩成で飛車が取れますからね」
安用寺六段「それまでに後手が攻めをつなげられるかということですか。しかし渡辺竜王は細かい攻めをつなげるのが上手ですから、まだわかりません」
(翔)