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図は深浦王位が金を投入して受けた局面。粘りの一手だ。控え室では「後手玉をどう寄せるか」と、さまざまな手段を検討している。ただ、駒を渡して先手玉が危険になる変化もあり、羽生棋聖にとっては良いながらも油断できない局面と言えそうだ。伊藤能五段は、今期の挑戦者決定戦の観戦記で、深浦王位について「しつこい攻めと容易に土俵を割らない粘り強さが特徴。攻防ともに“鳥もちのような”粘着質と恐れられている(6/14産経新聞)」と書いている。深浦王位の本領がここから見られるか。
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