第24期女流王位戦五番勝負第4局

2013年6月 5日 (水)

阿波おどり

徳島市では毎年8月12日~15日に「阿波おどり」の祭りが開催される。100万人単位の観光客が訪れる一大イベントであり、徳島の街では6月に入ると各所でおどりの練習が行われるそうだ。今日もどこかでカネや太鼓の音が響いているのかもしれない。
写真は徳島市内で見つけた阿波おどりのデザイン。市内のいたるところで発見できる。

【阿波おどり】
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/kankou/awaodori/index.html

B035
(ポストでも)
B038
(信号でも)
B166
(歩道でも)

(牛蒡)

徳島新聞

写真は本日付の徳島新聞朝刊。昨日はサッカー・ワールドカップ最終予選があり、日本がオーストラリアと引き分けてW杯出場権を獲得した。24面には両対局者のインタビューが掲載されている。里見女流王位は「見ている方が楽しくなるような将棋を指したい」、甲斐女流四段は「守勢にまわることが多いので積極的に指せれば」と話していた。

C004

(牛蒡)

序盤の駒組み

20_2図は9時50分ごろの局面。互いに駒組みを進めている。後手は飛車側に手をかけており、△4四銀から△3五銀の応援も見込める。ただし玉の囲いはまだ進んでいない。先手の囲いは金無双でほぼ確定しているが、飛車側の駒組みが難しい。図で▲7六飛が形だが8八銀の活用が難しくなる(▲7六飛~▲7七銀は△7八角がある)。
10時15分、本譜は図から▲7八飛△6一玉▲7七銀△1四歩▲6六銀△1五歩と進んだ。先手に苦労の多そうな序盤戦と言われている。


C017
(10時ごろの控室。脇八段が検討している)

(牛蒡)

午前のおやつ

対局室に午前のおやつが運ばれた。甲斐女流四段はフルーツ盛り合わせと緑茶、里見女流王位はモンブランと徳島名産スダチのジュース。里見女流四段のもともとの注文は「ケーキとスダチのジュース」だったので、モンブランはホテル側で選んだようだ。

D030
(甲斐女流四段のフルーツ盛り合わせ)
C039
(里見女流王位のモンブランとスダチのジュース)

(牛蒡)

連続静止画中継

本局は連続静止画中継を行っている。トップページの「対局者カメラ」のリンクから参照可能。棋譜中継やブログとあわせて、対局室の熱気を感じ取っていただきたい。

0937satomi
(9時37分、里見女流王位)
0937kai
(同じく甲斐女流四段)

(牛蒡)

相振り飛車

12初手から▲7六歩△3四歩▲7五歩△8八角成▲同銀△5四歩▲6八飛△2二飛▲2八銀△4二銀▲4八玉△2四歩(図)。戦型は相振り飛車、四間飛車対向かい飛車となった。
図の局面で甲斐女流四段は▲7八飛とした。一般的には▲7七銀から▲8八飛と振り直す展開が多いようで、「甲斐挑戦者の新構想」と室岡七段は解説している。


A051
(対局前日の甲斐女流四段)

(牛蒡)

対局開始

C078
(日本将棋連盟会長・谷川浩司九段、立会人・脇謙二八段)
C075
(記録係の藤原結樹三段は徳島市出身)
C090
(定刻の9時に対局が始まった)
C093_2
(甲斐女流四段、初手は▲7六歩)
C097
(里見女流王位、2手目△3四歩)
C108
(以下▲7五歩△8八角成と進んだ。力戦相振り飛車になりそうだ)

(牛蒡)

対局者入室

8時45分に甲斐女流四段、8時52分に里見女流王位の順に入室。定刻の数分前には対局準備が整った。

C037
(里見女流王位を待つ甲斐女流四段)
C063
(里見女流王位が入室すると、すぐに駒が並べられた)
C047_2
(連覇がかかる里見香奈女流王位)
C023
(タイスコアに持ち込みたい甲斐智美女流四段)

(牛蒡)

Twitter解説は室岡七段

本局のTwitter解説担当は室岡克彦七段。日本将棋連盟モバイルのアカウント(@shogi_mobile)を使ってリアルタイムで解説する。また解説内容は棋譜コメントにも随時反映する。

Murooka 室岡克彦(むろおか・かつひこ)七段は1959年3月21日生まれ、東京都荒川区出身。(故)佐瀬勇次名誉九段門下。1981年、四段。2002年、七段。棋士番号は153。藤井システムの使い手として知られている。


【室岡克彦7段の荒川将棋日記】
http://ameblo.jp/murooka-katsuhiko/

まもなく対局開始

第4局の対局開始は9時。
対局室と控室では着々と準備が進められている。

B002
(朝の控室の様子)

(牛蒡)

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