カテゴリ「*第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2019年7月 8日 (月)

20190708j

図は75手目の局面。ここから△6二玉▲5七金△7二玉▲5八金と進み、にらみ合いが続いて同一局面が出現しました。中継室では千日手の可能性にも触れられています。Photo_41(佐藤九段は打開の筋を見つけられるか)

15時過ぎ、先崎九段と入れ替わりで千葉幸生七段が中継室を訪れました。

20190708d_3「(図から)▲4七金と上がって、先手の攻めは1・3・5筋の突き捨てから▲4五桂のイメージですね」と、千葉七段は先手の攻め筋を示しています。ただ、決行するのは6二玉型のときがいいのか、それとも7二玉型のときか、タイミングの見極めが難しいとも話しました。

20190708h

Photo_40 (千葉七段は記者のパソコンの図面を見て解説)

14時過ぎ、所用で将棋会館を訪れていた先崎学九段が、中継室に来訪しました。

Photo_39(本日の中継局に目を通し、見解を述べる)Photo_38(▲佐藤九段-△木村九段戦に関しては、下の図から「(先手が)仕掛けるのは骨が折れるねえ」とコメント。先手が動く順を組み立てるのは大変と見ている)

20190708b_2

本日、佐藤九段が昼食を注文した「Le Carre」は北参道駅徒歩2分、原宿・千駄ヶ谷駅から徒歩10分、東京・将棋会館から徒歩5分の距離にあるフランス流のデリ・カフェです。対局時、昼食、夕食の注文をこちらに頼む棋士もたくさんいます。Photo_33(お店の外観は青で統一されている)Photo_35

Photo_36

Dsc_0193 (看板)

20190708c_2後手が待機を続けている間に、佐藤九段は自陣を穴熊に組み替えました。具体的にどこから仕掛けるかという課題は残っていますが、これでより強引な攻めが可能になったでしょうか。

20190708a_3

再開後、両者小刻みに時間を使いつつ、図の局面まで進みました。代えて△4四歩と打った将棋がありましたが、この△4三銀で前例がなくなりました。木村九段は徹底して待ちの姿勢のようです。佐藤九段はどう仕掛けの糸口をつかむでしょうか。

Photo_32 (木村九段は後手番ということもあり、待機策を採る)

Photo_26(木村九段は12時30分には席に戻っていた)Photo_27(険しい表情も)Photo_28(佐藤九段は12時42分に戻ってきた)Photo_29(表情は穏やかだ)Photo_30(再開後も数分考え、木村九段は△6三金を指す)

Photo_31(午後の戦いが始まった)

20190708d_2

12時、図の局面で木村九段が37分使って昼食休憩に入りました。。消費時間は、▲佐藤九段23分、△木村九段1時間6分。昼食の注文はは佐藤九段が「トマトソースの煮こみハンバーグ+半熟卵」(Le Carre)、木村九段の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。

20190708c図は直前の△4四歩に対し、佐藤九段が▲4五歩と動いたところです。以下△4一飛▲4四歩△同飛▲4七歩△4一飛▲8八玉と進みました(2図)。

20190708b

手元のデータベース上では前例は9局あり、先手6勝、後手3勝の数字が出ています。先手が勝ち越していますが、直近の2局は△7二金と指して後手が連勝。佐藤九段も先手を持って敗れた経験がある形です。また、△7二金以外には△6三玉や△6三金も指されており、木村九段が分岐点を迎えています。

Photo_20(佐藤九段は自身が敗れた形を採用)