カテゴリ「第20期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2007年11月30日 (金)
2007年11月29日 (木)

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(インタビューが終わり、感想戦が始まりました)

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(勝ってカド番を凌いだ、佐藤二冠)

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(佐藤二冠)

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(負けて固い表情の、渡辺竜王)

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(渡辺竜王)

(やまぶき)

佐藤康光二冠「玉形の差があるので、ずっと苦しい展開だと思っていました。入玉が見えて好転したかと。序盤作戦は一度やってみたかった形だったんですが、仕掛けが難しかったですね。次も力いっぱい指したいと思います」

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渡辺明竜王「こちらが攻める展開だったのですが、細い攻めだったので…上に逃がす形になって細さが響いてしまいました。8四まで逃げられて捕まりませんね」

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(烏)

177手▲8四歩を見て渡辺竜王の投了となりました。

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投了図以下は、後手に攻防の見込みがないため投了となりました。

終了時刻は19時40分。消費時間は両者7時間59分。勝った佐藤二冠はこれで2勝3敗。カド番を凌ぎました。

第6局は12月12・13(水・木)に静岡県伊豆市「玉樟園新井」で行われます。

(やまぶき)

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控室が騒がしくなってきました。「これは逆転か!」

佐藤二冠が入玉をすれば、勝ちか引き分けで負けはなくなったようです。

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3手後佐藤二冠、入玉確定

将来、渡辺竜王も入玉することになれば持将棋なる可能性が高くなります。

まだまだ長い将棋になりそうです。

(やまぶき)

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ここで本譜は▲1六飛と寄ったのですが、▲2九飛や▲2九香も検討されていました。

もし▲2九香に対して、△2六馬▲同香△2八飛と進めば▲5八銀で先手玉が固くなります。

「これは難しいんじゃない?あるね」と控室では有力な変化手順でした。

(やまぶき)

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ここまでは、控室の研究通りの展開。

その後の研究では、△3七馬▲2九飛△4七馬と進んでいます。

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(継盤では、中原16世名人と富岡八段を中心に研究されています)

(やまぶき)

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▲8七玉の瞬間「おおー!」「えー?!」と、控室がどよめきました。

△8六角成が見えてるだけに指しづらい手ですが△3七角成と両側から攻められるのを嫌っています。

(やまぶき)