午後のおやつ
対局者の午後のおやつを紹介します。いずれもブールミッシュの市川健一シェフがこの日の対局者それぞれのために制作した作品です。
羽生棋聖 キャラメルショコラ・ポワール、コーヒー
豊島七段 ルレクチェのメープルロール、紅茶
-キャラメルショコラ・ポワール-
ルレクチェを使用したカヌレ型のチョコレートケーキ。
土台にクッキー(ショコラ・シュトロイゼル)を備え、ソテーしたルレクチェを中心部にキャラメルショコラ生地を包みます。その上に小麦粉を使わずココアだけの生地ビスキュイ・ショコラ・サンファリヌを中間の土台にし、マダカスカル産バニラビーンズを合わせたキャラメルムースをのせ、異なる味と食感を四層に下から重ねています。
頂上には中心部と同じソテーしたルレクチェを置き、金箔をまぶして仕上げ、表面はチョコレートパウダーとグラサージュショコラで糖衣をかけています。小麦粉を使ったスポンジは登場しない、カヌレ型の容姿で極限までに柔らかい食感のショコラのプティガトーです。
-ルレクチェのメープルロール-
ルレクチェのメープルロールルレクチェを中に巻いた、メープルシュガーのみを使用したロールケーキ。この商品は、7月25日(土)、26日(日)にブールミッシュ銀座本店、池袋西武、恵比須三越、横浜高島屋で1日あたり限定個数販売いたします。
ソテーしたルレクチェを、焦がしたメープルシュガーを使用したキャラメルクリームで包み、さらにきわめて軽い食感のスフレのロール生地で巻き込んでいます。ロールの上には、ソテーしたルレクチェを添えています。表面をココアパウダーで飾っています。
グラニュー糖など洋菓子で通常使われる砂糖分は一切使用しておらず、カナダ・ケベックのメープルシュガーのみを使用しています。上品な天然の甘みとスフレ生地の軽い食感、ルレクチェの芳醇さが夏に食やすいロールケーキとなっています。
今回、二品に使用したルレクチェは明治期にフランスから新潟県に導入された西洋梨で、際立ったフォルムから「西洋梨の貴婦人」、栽培が難しく生産 量が限られ「幻の洋梨」とも呼ばれました。新潟の天候、肥沃な土壌と高度な栽培技術によって生み出される新潟のルレクチェは、日本を代表する高級果物と なっています。
【リンク先】
http://www.boulmich.co.jp/maison_bm.html
(牛蒡)