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19時29分、142手で羽生棋聖が勝利を収めた。138手目「△4四銀とぶつけて良いかと思った」と羽生棋聖。一方の木村八段は「序盤はまずまずだったが、乱れてしまった」と語った。
終局直後の羽生棋聖、激闘のあとがうかがえる。
(吟)
五番勝負第1局は、羽生棋聖が勝利を収めました。消費時間は木村3時間59分、羽生3時間57分。
「投了図は△7五馬の詰めろなのですが、▲同金は△同角成で必至。7六歩も△6七馬▲同金△9六金で詰み。▲7七香も△同角成▲同金上△7五馬まで。一手一手の寄りとなります」(深浦王位)
第2局は6月19日(金)に兵庫県「ホテルニューアワジ」で行われます。
(烏)
控え室では終局は近いと立ち上がって見守っているが、「千駄ヶ谷の受け師」の異名はダテではない。懸命の粘りに出て簡単には土俵を割らない。 (吟)
図の「△9五角が決め手か」と控え室。しかし次の▲同角が控え室でも読んでいない手。▲9五同角はダメそうと思われていた。ただ木村八段も持ち前の粘りをみせるが、以下△9三香▲7三角打△8三飛▲8五桂△6六銀▲同金に△9二香が後手の用意の一手で羽生勝ちの結論が出た。(吟)
深浦王位と藤井九段との解説から。 「図の▲5六銀に対して△5五銀▲同銀直△同角▲同銀△8五銀▲9七玉△9六歩▲9八玉△8六歩で後手としては角は切ったものの、先手玉を下に落として有力な1つの手順です。」と深浦王位。(吟)
控え室の検討でも、みなが前のめりで読み始める。99手目▲9六玉に「木村さん、居直ったか」「これは木村ワールドだったか」「簡単には寄らないぞ」の声がとぶ。 (吟)
17時、こんどは深浦王位の登場、そして藤井九段との豪華なダブル解説。60名ほどの将棋ファンが現地へ駆けつけ、解説を堪能。また次の一手クイズで78手目、羽生棋聖の△2二金上を当てた12名の方が、深浦王位や藤井九段の直筆色紙をプレゼントされた。