カテゴリ

2013年4月26日 (金)

感想戦

Img_6987

Img_7008

Img_7025


Img_7015

Img_6999

(八雲)

終局直後の様子

Img_6974
(終局直後、主催紙のインタビューが行われました)

Img_6978_2
【渡辺明竜王インタビュー】
――角換わりから▲1八香は棋王戦第4局と同じ進行でしたが
「そうですね。先手だったらやってみようと思っていました」
――本局を振り返っていかがでしたか
「駒得したあとの指し方がよくわからなかったですね。終盤はきわどかったと思います」
――どのあたりで勝ちを意識されましたか
「▲8二飛を打って寄せが見えたので」
――これで五番勝負進出となりました
「久しぶりですが精一杯頑張りたいです」
――羽生棋聖には勝ち越しています
「棋聖戦の4時間の勝負は初めてなので、新鮮な気持ちで臨みたいです」

Img_6983
【郷田真隆九段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか
「そうですね、ずっと自信が持てないまま指している感じでした」
――棋王戦第4局と同じ将棋でしたが
「変化して動いてみたのですが、ちょっと無理だったのかもしれません」

(八雲)

渡辺竜王が挑戦者に

Kisei201304260101_135 羽生善治棋聖への挑戦を目指す第84期棋聖戦の挑戦者決定戦は19時46分、135手で渡辺竜王の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺3時間46分、△郷田3時間59分。
五番勝負の第1局は6月4日(火)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われます。勝った渡辺竜王(棋王・王将)は羽生棋聖(王位・王座)への挑戦権を得て、四冠王にチャレンジ。三冠王同士によるタイトル戦は史上初めてです。

渡辺竜王長考

最終盤を迎えて渡辺竜王が残りの持ち時間をつぎ込んで長考しています。
控室では先手の勝ち筋が発見された、という声も出ましたが、検討はまだ続いてます。

Mo1930
(19時30分頃のモニター画像)

(八雲)

形勢不明の終盤戦

108
図の△7六銀が好手で形勢が分からなくなっています。以下▲8六金△8一飛▲8五歩△同銀▲2四桂△8六銀▲8一馬に、△6九角で先手玉が受けなしで後手勝勢と言われていましたが、△6九角に▲7七金(参考図)の受けが発見されています。そこで△6九角に代えて△7七歩が検討されています。難解な終盤戦、形勢は不明です。

「ずっと後手が苦しいと思って見ていましたが、現局面は難解です。先手に特段の悪手があったとも思えませんし、そうなると元々ずっと難しかったのかもしれません」(永瀬五段)

1900
Img_6972
(19時過ぎの控室。対局を終えた木村一基八段も検討に加わっている)

「これはまだまだ大変な勝負ですね」(木村八段)

(八雲)

18時30分頃の控室

Img_6970
(18時30分頃の控室。)

控室では「再び後手が攻めを続けるのが難しくなってきた」と言われています。

(八雲)

鋭い切り返しで後手が盛り返す

98
図は18時15分頃の局面。形勢は「先手優勢からまもなく勝勢か」と言われていましたが、図の△4七歩が鋭い切り返しで、「まだ大変」と評価が変わっています。△4七歩に▲同飛は△7六角の筋が残って危険。▲同銀は飛車の利きが止まります。
「まだ先手がいいとは思うのですが、かなり難しくなりました」(糸谷六段)

(八雲)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===