２回目の千日手指し直し局は、１回目と同様に角換わり相下段飛車となりました。６八地点の先手玉を真下に引いたところで、控室の関係者に解説していた井上九段と東八段から「この手の意味が難しいんですよ」と声が上がりました。
数手進むと「先ほどの２局と違って、駒がぶつかっています」と東八段。
「常識的には、３回目の千日手にはなりませんね。それに着手が早い。互いに調べがついている展開になっています」（小林健九段）
（継ぎ盤を挟む井上九段）
（同じく東八段）
（盤面モニター前で身振りつきの口頭解説を行う小林健九段）
（虹）
18時８分、第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第１局の２回目の千日手指し直し局が始まりました。１回目の千日手指し直し局から先後を入れ替え、藤井聡棋聖が先手。消費時間は▲藤井聡３時間０分、△永瀬２時間34分（持ち時間各４時間）。
（先手番の藤井聡棋聖）
（永瀬王座）
（虹）
千日手指し直し局（２）の棋譜中継は、以下のリンク先からご覧ください。
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/93/kisei202206030103.html
（夏芽）
（１回目と同様、30分の休憩を挟むかどうかの協議が主催者で行われたあと、両対局者に「規定どおり30分後」と「即時指し直し」を問う）
（２回目の指し直し局の開始時刻等、小林健九段が折田四段にも確認しつつ両対局者に伝えた）
（虹）
第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第１局（指し直し局）は、66手で２回目の千日手が成立しました。終局時刻は17時38分。消費時間は▲永瀬王座２時間35分、△藤井棋聖３時間１分。
先ほど同様、指し直し局は先後を入れ替え、30分後に開始します。その際、藤井棋聖の残り時間が１時間を切っているため、指し直し局にはそれぞれ１分ずつ加え、藤井棋聖の持ち時間は１時間０分、永瀬王座の持ち時間は１時間26分で始めます。
（夏芽）
対局場である「ホテルニューアワジ」は、淡路島で有数の総合ホテルです。療養泉として知られる洲本温泉をはじめ、各種の湯を楽しむことができます。淡路島の東海岸に位置し、館内から大海原を一望できるロケーションです。
阪神淡路大震災の翌年（1996年、第67期）より毎年、第90期まで連続で棋聖戦の対局場に選ばれていました。新型コロナウイルス感染拡大防止に絡んだ第91期を除き、前期、今期とまた連続開催の流れが戻りつつあります。
【ホテルニューアワジ】
http://www.newawaji.com/
（虹）
両者にとって歩み慣れた道。戦型は角換わりの相下段飛車に決まりました。
（初手▲２六歩）
（２手目△８四歩）
（虹）
16時47分、第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第１局の千日手指し直し局が始まりました。千日手局から先後を入れ替え、永瀬王座が先手。消費時間は▲永瀬２時間19分、△藤井聡３時間０分（持ち時間各４時間）。
（先手番の永瀬王座）
（藤井聡棋聖）
（虹）
（立会人の小林健九段が対局規定を読み上げ、両対局者に向けて丁寧に持ち時間等の解説を行った）
【66手で千日手が成立 第93期ヒューリック杯棋聖戦第１局｜産経新聞】
https://www.sankei.com/article/20220603-UF4EE4GFXVNTNJPZ4FGGRD6K5M/
（虹）
