雨の降りしきる中、沼津倶楽部周辺を散策しました。

（海が近く、波の音がよく聞こえる）

（港口公園の入口。悪天候のため人影はなし）

（園内の案内板。若山牧水記念館から0.6キロの位置にある）

（園内には色鮮やかなあじさいの花が咲いていた）

（琵琶）

14時、沼津倶楽部と若山牧水記念館では大盤解説会が始まりました。

（沼津倶楽部の解説会）

（名解説が響き渡る立会人の藤井猛九段）

（若手の有望株・青嶋五段）

（若山牧水記念館での解説会）

（日本将棋連盟会長の佐藤康光九段は永世棋聖の有資格者）

（聞き手の室田女流二段）

（琵琶）

13時30分過ぎ、控室では立会人の藤井猛九段を中心に検討が行われています。

（局面は中盤の難所を迎えている）

（室田女流二段が継ぎ盤を動かす）

（三島市出身の青嶋五段）

（琵琶）

13時、対局が再開しました。

（朝と同じく渡辺二冠が先に入室）

（続いて豊島棋聖が入室）

（局面は中盤の難所を迎えている）

（初防衛戦に挑む豊島棋聖）

（２度目の三冠を目指す渡辺二冠）

（地元の少年少女が室田女流二段に引率されて対局を観戦する）

（琵琶）

（昼食休憩中の対局室）

（昼食休憩時の局面。手前が先手の渡辺二冠）

（渡辺玉の周辺）

（豊島玉は中住まいの構え）

（記録係の渡辺和史三段が記入した棋譜用紙）

（誰もいない静寂な対局室）

（琵琶）

12時、この局面で豊島棋聖が11分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲渡辺１時間６分、△豊島１時間24分。昼食の注文は豊島棋聖が棋聖戦特製カツカレー、ミニサラダ、アイスレモンティー。渡辺二冠が握り寿司、赤だしです。対局は13時から再開されます。

（豊島棋聖が注文した棋聖戦特製カツカレー、ミニサラダ、アイスレモンティー）

（３日間かけて煮込まれた棋聖戦のために作られた特製カツカレー）

（渡辺二冠が注文した握り寿司、赤だし）

（寿司はわさび抜き）

（琵琶）

10時から沼津倶楽部の向かいにある若山牧水記念館で指導対局が行われました。

 （沼津倶楽部の向かいにある若山牧水記念館）

（かつて潮風に強い松の伐採危機から沼津の町を救った若山牧水の記念館）

（シンボルの松が存在感を放つ美しい庭園風景）

（多面指し指導対局風景）

（勝又清和六段）

（感想戦で丁寧に解説する）

（青嶋未来五段）

（両対局者のサイン入りポスターが販売されている）

（琵琶）

図は４一の玉を５二に上がったところ。控室では、2004年の第75期棋聖戦五番勝負第１局▲森内俊之竜王・名人－△佐藤康棋聖戦が話題に上りました。

相矢倉模様から△５二玉と中住まいにし、最後は９筋の位を生かして逃げきっています。佐藤康九段は「△１四歩と△６二角を島先生に激賞されました」と話しています。佐藤康棋聖はストレートで防衛を決め、３連覇を果たしました。

開始日時：2004/06/17 00:00:00
終了日時：2004/06/17 19:27:00
先手：森内　俊之
後手：佐藤　康光

▲７六歩 △８四歩 ▲６八銀 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀
▲５六歩 △５四歩 ▲４八銀 △４二銀 ▲５八金右 △３二金
▲７八金 △４一玉 ▲６九玉 △５二金 ▲７七銀 △３三銀
▲７九角 △３一角 ▲３六歩 △４四歩 ▲６七金右 △４三金右
▲６八角 △７四歩 ▲７九玉 △９四歩 ▲８八玉 △７三桂
▲２六歩 △９五歩 ▲２五歩 △１四歩 ▲３七銀 △６四角
▲１六歩 △８一飛 ▲４六角 △５三角 ▲２六銀 △４五歩
▲６八角 △４四銀 ▲３七銀 △５二玉 ▲４六歩 △同　歩
▲同　銀 △３三桂 ▲６五歩 △４五歩 ▲３七銀 △６五桂
▲６六銀 △６四歩 ▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △６三銀
▲２八飛 △８五歩 ▲１五歩 △５五歩 ▲２四歩 △５六歩
▲同　金 △２七歩 ▲同　飛 △２六歩 ▲同　飛 △２五歩
▲２七飛 △１五歩 ▲４八銀 △１六歩 ▲５五歩 △７五歩
▲１四歩 △同　香 ▲１五歩 △同　香 ▲１四歩 △１七歩成
▲同　香 △５七歩 ▲同銀上 △１六歩 ▲１三歩成 △１七歩成
▲４七飛 △８三香 ▲２三歩成 △４二金寄 ▲７五銀 △７四歩
▲６六銀引 △２八と ▲３三と △同金上 ▲３七桂 △３八と
▲４五桂 △同　銀 ▲同　飛 △８六桂 ▲７三銀 △６二角
▲同銀成 △同　玉 ▲６五銀 △同　歩 ▲同　金 △６四歩
▲７五桂 △６五歩 ▲６三桂成 △同　玉 ▲６四歩 △７三玉
▲５二角 △７八桂成 ▲同　玉 △５八銀 ▲８八玉 △６七銀不成
▲７八銀 △同銀成 ▲同　玉 △５八銀 ▲６三角成 △８四玉
▲６七銀 △６六桂 ▲同銀右 △６九銀打 ▲７七玉 △６六歩
▲５八銀 △同銀不成 ▲７三銀 △９四玉 ▲６六玉 △６七金
まで144手で後手の勝ち

10時、両対局者におやつが運ばれました。メニューは豊島棋聖がフルーツ盛り合わせ、渡辺二冠がショコラショコラ、アイスコーヒーです。

（メロン、ブルーサマーオレンジ、キウイ、巨峰の盛り合わせ）

（ココアのスポンジに生クリーム、生チョコのケーキ）

地元・沼津の菓子店ペルルの銘菓。経営者の父が養鶏場を営んでおり、ペルルの商品は新鮮な玉子で作られています。

（琵琶）

渡辺明二冠が３手目に▲７七銀（第１図）と上がって矢倉模様の立ち上がりになりました。

後手番の豊島棋聖は△６四歩～△６三銀～△７三桂（第２図）とし、急戦の構えを採っています。

（琵琶）