前夜祭(1)
沼津リバーサイドホテルで前夜祭が行われました。参加者は340人でコース料理付です。「これだけの規模の前夜祭は記憶にない」と関係者。盛大な前夜祭でした。
「340人の方々にご参加くださり、主催者側として御礼申し上げます」
(主催者あいさつ 藤浦淳 産経新聞社大阪本社編集局文化部長)
「第85期棋聖戦ですが、羽生棋聖と森内竜王が横綱対決にふさわしい熱戦を続いています。第1局は淡路島で行われましたが、そのときに将棋連盟の谷川浩司会長が30手もしないうちに『前例のない将棋になっています』と言わしめるような対局が指されました」
「このようなすごい前夜祭は、私はタイトル戦にかかわって数十年になりますが、十数年前の宇部の名人戦で1回見ただけです。これだけの人数がよく集まったなと思います。棋聖戦の、そして沼津の力があるのかと静岡出身の棋士としてうれしい限りです」
「羽生棋聖と森内竜王がそろっていらっしゃることは大変名誉なことで感謝申し上げます。沼津は大正天皇の健康と養育のために御用邸が造営されました。その前後に明治の元勲や財界の皆さんが別荘を立てて、いわばリゾートの街でした。沼津は避寒地、寒さを避けるところでした。棋聖戦が行われる沼津倶楽部もその一つでした」