(昼食休憩時の盤面)
(昼食休憩時の対局室)
(使用駒は秀峰師作の……)
(水無瀬書)
(里見女流王位は座布団の前に扇子を置いていた)
(山根女流二段は扇子と懐中時計を盤の前に置く)
(マイボトルを持参していた)
昼食は両者共通の特製弁当です。里見女流王位は午後のおやつを繰り上げ、イチゴのショートケーキを昼食時に頼みました。
(両者共通の特製弁当)
(里見女流王位の頼んだショートケーキ)(飛龍)
12時、昼食休憩に入りました。この局面で里見女流王位が使った時間は9分。消費時間は▲山根1時間30分、△里見1時間5分。昼食は共通で特製弁当。里見女流王位は午後のおやつを繰り上げ、イチゴのショートケーキを昼食時に頼みました。対局は13時から再開されます。(飛龍)
これまで初めてタイトル戦を迎えた女流棋士直近10人の初タイトル戦の成績をまとめました(図はクリックで拡大します)。
タイトル獲得は3人、半数がストレート敗退と厳しい結果ですが、山根女流二段はどのような結果を残すでしょうか。ちなみに、里見女流王位の初タイトル戦は2008年11月に決着した第16期大山名人杯倉敷藤花戦(当時の清水倉敷藤花に挑戦)で、2勝0敗で奪取。その後、2013年6月に決着した第24期女流王位戦(当時の甲斐智美女流四段が挑戦)で敗れるまで、タイトル獲得(奪取または防衛)を14シリーズにわたって続けました。 (飛龍)
上図から△5四歩▲9五歩△5五歩▲6五歩△4五銀の進行です。△5四歩は18分、▲6五歩は17分の考慮でした。里見女流王位は相振り飛車で後手なら3四飛・4五銀の形に組む展開を得意としています。対して山根女流二段は30分近い考慮に沈み、▲7五歩と伸ばしました。
(里見女流王位は得意の形に組んで開幕戦を戦う)(飛龍)
(立会人の稲葉八段)
(継ぎ盤の相手は中倉女流二段だった)
(井上九段は稲葉八段の師匠でもある)(飛龍)
10時、午前のおやつが出されました。里見女流王位がシュークリームとアイスストレートティー、山根女流二段がカットフルーツとアップルジュース。対局室には飲み物だけ運ばれ、あとはそれぞれの控室に用意されます。
(里見女流王位のシュークリーム)
(同じくアイスストレートティー)
(山根女流二段のカットフルーツ)
(同じくアップルジュース)(飛龍)
本局は開幕戦につき、振り駒が行われました。第3局も本局と同じ先後になり、第2、4局は本局と先後が入れ替わります(第5局が行われる場合は改めて振り駒となります)。
(記録係の芦田研修会員による振り駒)
(と金が4枚)
(先後が決まり、両者は静かに対局開始を待つ)(飛龍)
(対局者入室前に盤側でスタンバイ。右端は日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段)
(立会人の稲葉八段は空調の設定を確認していた)
(先に入室したのは挑戦者の山根女流二段)
(里見女流王位もその1分後に続いた)
(両者着座。左から2人目は日本女子プロ将棋協会(LPSA)代表理事の中倉宏美女流二段)
(里見女流王位が盤上に駒を散らし、対局準備が進められる)(飛龍)
図は9時20分頃の局面。山根女流二段の向かい飛車、里見女流王位の三間飛車の相振り飛車に進みました。先手は8五飛型が工夫で、相手の銀を五段目に出させない意味があります。
(山根女流二段は高い位置に飛車を構えた)(飛龍)