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2022年5月

2022年5月11日 (水)

昼食休憩

20220511053図の局面で西山白玲・女王が13分使い、昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から13時。ここまでの消費時間は☗里見59分、☖西山1時間20分。昼食の注文は、里見女流王位が「煮魚定食(音威子府そばハーフサイズ・白飯・サラダ付き)、“シマエナガ” フェ デ フォレスティエール、ウーロン茶」、西山が「サロマ黒牛のすき焼き御膳、ウーロン茶」。

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(牛蒡)

北海道の将棋普及-久津女流二段-

久津女流二段は札幌出身、在住。2018年度に引退しました。現役時代から普及に尽力してきた女流棋士です。北海道の将棋普及について話を聞きました。

――どのような普及活動をされていますか。

久津 将棋教室に力を入れています。どうしん文化センターの将棋教室や地元支部の例会などで、現役時代は年に150~200回、引退してからコロナ前までは350回、昨年も300回くらいは教室を開きました。教室は1日2回のときもあります。

――日本将棋連盟の北海道研修会では副幹事も務められていますね。

久津 月に2回の例会があります。研修会の子どもたちは、みんな一生懸命に取り組んでいます。女の子も2人いて女流棋士を目指しています。

――研修会ができてよかったことは。

久津 北海道から東京の研修会に通っていた子が、地元の研修会に通えるようになりました。私も女流棋士を目指していたときは、札幌から東京の女流育成会に通っていたので大変でした。棋士の先生に指していただく機会も数回しかなくて。いまは月に1回は研修会で棋士の先生に指してもらう機会があります。とてもいい環境になったと思います。

【北海道研修会|日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/match/training/#jsTabE01_05

Dsc_3538(久津知子女流二段)

(牛蒡)

揮毫

控室では屋敷九段が色紙に揮毫していました。現地解説会の「次の一手クイズ」で正解者の賞品になります。

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(牛蒡)

京王プラザホテル札幌

京王プラザホテル札幌は今月16日に開業40周年を迎えます。前期の女流王位戦第2局に続いて2年連続の開催。里見女流王位は前期はもちろん、それ以前にも対局しています。ホテルは22階建て、対局室は4階。館内のいたるところにシマエナガのグッズがありました。

Dsc_3194(外観)

Dsc_3218(入り口を入ってすぐ)

Dsc_3241(おみやげコーナー。北海道の楽しみといえば「食」だ)

Dsc_3222(シマエナガ)

Dsc_3228_2(ここにも)

Dsc_3236(そこにも)

Dsc_3505(1階のペストリーブティック ポピンズ)

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(牛蒡)

相振り飛車

20220511031図は10時15分の局面。戦型は相振り飛車です。▲里見-△西山戦で先手中飛車、後手三間飛車は5局あり、里見女流王位の3勝2敗。里見女流王位は5局とも向かい飛車に振り直しています。西山白玲・女王は三間飛車のままで戦うこともあれば、向かい飛車にすることもあります。

Dsc_3445(初手▲5六歩)

Dsc_3457(2手目△3四歩)

(牛蒡)

午前のおやつ

10時になり、午前のおやつが出されました。

里見 紅茶(ミルク)、アップルジュース
西山 フルーツ盛り合わせ

里見女流王位の写真にあるシマエナガをモチーフにしたケーキ「“シマエナガ” フェ デ フォレスティエール」は昼食時に出されます。また、西山白玲・女王のアイスコーヒーは対局開始時に出されたものです。シマエナガは北海道に生息する鳥で、近年はネットを中心に「かわいい」と人気者です。

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(牛蒡)

対局開始

8時43分に西山白玲・女王、47分に里見女流王位の順で入室しました。定刻の9時に対局が始まっています。

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Dsc_3362(里見女流王位)

Dsc_3331(西山白玲・女王)

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Dsc_3388(里見女流王位のハンカチ)

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(牛蒡)

まもなく対局開始

対局当日の朝を迎えました。札幌市は快晴、予想気温は9度から26度です。

【両者現地入り、抱負語る(動画あり)|北海道新聞】
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/679077

【本日のスケジュール】
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 午後のおやつ 現地解説会開始
xx:xx 終局

Dsc_3203(本日朝、札幌駅前)

(牛蒡)

2022年5月10日 (火)

記念撮影・インタビュー

検分のあとに記念撮影とインタビューが行われました。

Dsc_3127(マスクを外して記念撮影)

Dsc_3153(里見女流王位は同ホテルで何度も指している)

――第1局から2週間ほどたちました。気持ちの切り替えはできましたか。

里見 はい。いい間隔で対局がついていて、目の前の対局に集中できていたと思います。

――各4時間という長い持ち時間で西山白玲・女王と対局して、いかがでしたか。

里見 西山さんは元々は早指しですが、最近はよく時間を使われているので、特に大きな変化はなかったかと思います。

――明日の対局にはどのように臨みますか。

里見 持ち時間4時間の対局は体力勝負の面もあるので、ペース配分も考えながら戦いたいです。

――北海道での対局以外の楽しみは、何かありますか。海鮮がお好きと聞いていますが。

里見 食べることが好きなので、海鮮やお寿司は楽しみです。中トロが好きですが、以前に北海道にきたときには、ウニがおいしいと思いました。

――プライベートでの北海道の思い出は何かありますか。

里見 10年以上前にイベントの仕事でこさせていただいて、そのときに母と札幌で時計台を観たり、おいしい物を食べたりしました。小樽のほうにもいったと思います。北海道は、くるたびにすてきなところだなと思います。プライベートでもまたきたいです。

Dsc_3162(西山白玲・女王は初めて北海道を訪れた)

――北海道にくるのは初めてとのことですが、これが楽しみということは何かありますか。

西山 事前に希望を聞いてくださったので、カニが食べたいとリクエストさせていただきました。それを楽しみにしてきました。

――第1局は長時間の熱い戦いになりました。疲れは取れましたか。

西山 日がたったので、疲れは取れました。当日は充実感があって、初めて時間を使いきったにしてはちゃんとやれたかなと。

――先勝しての第2局。後手番でどのように戦いますか。

西山 手番にかかわらず、里見さんとはたくさん指してきたので、それらの反省点を踏まえて指せればと思います。

――里見女流王位とは、女流王位戦五番勝負と並行して行われているマイナビ女子オープン五番勝負をあわせて、十番勝負ともいえます。

西山 もちろん結果も求めたいですが、目の前の対局に平常心で臨むことが大事だと思っています。

――今回の対局室はいかがですか。

西山 すごく広くて素敵な部屋ですね。私のほうからは床の間の素敵な花も見られるので、明日の対局が一層楽しみになりました。

(牛蒡)

検分

対局室は京王プラザホテル札幌の「蒼樹庵」。屋敷九段、清水市代女流七段(日本将棋連盟常務理事)、中倉宏美女流二段(日本女子プロ将棋協会代表理事)の立会いのもと、16時から検分が行われました。日本将棋連盟北海道支部連合会が用意した2組の駒のうち、関根名人書(如水作)の駒が選ばれました。この駒は、北海道の将棋の普及、発展に尽力した、故・新井田基信さんが寄贈したものです。

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Dsc_3050(里見香奈女流王位)

Dsc_3042(西山朋佳白玲・女王)

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Dsc_3115(左から石高女流二段、中倉女流二段、屋敷九段、清水女流七段)

Dsc_3105(空調や光の入り具合なども確認した)

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(牛蒡)

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