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2020年3月 2日 (月)

終局直後

Dsc_01341 (終局直後の特別対局室。両者はすでに言葉を交わしていた)

Dsc_01391 (本棋戦初参加にして女流王位挑戦を決めた加藤桃女流三段)

Dsc_01361 (敗れた伊藤女流三段)

Dsc_01561 (感想戦に先立ち、主催者インタビューに応じる)

◆加藤桃女流三段の談話

――本局を振り返って、いかがですか。

加藤 ▲2三香(39手目)と打つ順は数年前に考えたことがあって、思い出しながらやっていました。攻める展開でペースを握れそうなのでやってみたんですけど、実際のところはどうだったのかは分かりません。本譜はうまく攻めが続いたのかなと思います。

――終盤はかなり慎重に指されていたようです。

加藤 そうですね。すぱっと決める順が分からなかったので、確実な攻めでいこうかなと思いました。

――女流王位戦は今期が初参加です。ここまでの道のりはいかがでしたか。

加藤 公式戦では初めてのリーグ戦で、1敗したところは挑戦者決定戦に出られるのか不安でしたが、なんとか前向きな気持ちで指せて、二つ白星を重ねられたのはよかったと思います。

――里見香奈女流王位への挑戦が決まりました。意気込みをお願いします。

加藤 里見女流王位と盤を挟むのは久しぶりなので、挑戦者ですけれども、当たって砕けないように、勢いよく指していきたいです。

Dsc_01591

◆伊藤女流三段の談話

――先手に▲9一角成(37手目)と角を切ってこられた辺りは、局面をどのようにご覧になっていましたか。

伊藤 本局の進行は想定していませんでした。▲2三香と打たれたところは手が広くて、本譜の順がいいように見えたのですが、すっぽ抜けてしまって。そこからは収拾がつかなくなってしまったので、もっと前に何かましな順があったのかなと思います。

(睡蓮)

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