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2019年3月

2019年3月15日 (金)

五番勝負日程

渡部愛女流王位に里見香奈女流四冠が挑戦する第30期女流王位戦五番勝負は以下の日程で行われます。

第1局 4月25日(木)兵庫県姫路市「夢乃井」
第2局 5月8日(水)北海道帯広市「とかちプラザ」
第3局 5月29日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」
第4局 6月13日(木)徳島県徳島市「JRホテルクレメント徳島」
第5局 6月25日(火)東京都渋谷区「将棋会館」

以上で本局のブログ更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

(八雲)

感想戦の様子

Img_2418 感想戦の様子。

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(八雲)

終局直後

Img_2373 終局直後、両者はすぐに口頭で感想戦を始めていた。

Img_2448 挑戦権を獲得した里見女流四冠。

【里見香奈女流四冠の談話】

――本局を振り返っていかがでしたか。
「急戦だったので、一手一手を考えながらやっていたのですが。駒がぶつかった辺りは、ちょっと守勢になってしまったので、こちらが神経を使う将棋だったと思います。駒が少しさばけてまとまってからは、少しずつよくできたかなと思います」

――今期のリーグ戦を振り返っていかがでしたか。
「一局一局、集中して指せていたと思うので、それがよかったのかなと思っています」

――これで女流六冠も視野に入ってきたかと思いますが、それについてはいかがですか。
「注目していただけるのは凄くありがたいことですが、変わらず目の前の対局に集中して、自分の持っている力を出し切りたいと思います」

Img_2466 敗れた清水女流六段。

【清水市代女流六段の談話】

――本局を振り返っていかがでしたか。
「自分好みの展開にはできたと思いますが、仕掛けの辺りでちょっと読みが甘い部分が出てしまって。そこからはちょっと、予定変更の手が続いてしまったのが悔やまれます」

――今期の戦い全体を振り返っていかがでしたか。
「今の自分の状況を考えると、挑戦者決定戦まで来られたのは上出来だと思いますし、なかなか里見さんと指す機会がないので、指せるチャンスをいただけたのは今後の励みになります」


(八雲)

里見女流四冠が挑戦者に

20190315a

挑戦者決定戦は里見女流四冠が清水女流六段に勝ち、挑戦を決めました。終局時刻は16時36分。消費時間は▲清水女流六段2時間53分、△里見女流四冠2時間8分。里見女流四冠は復位を目指し、渡部女流王位との五番勝負に臨みます。

(文)

後手が決めに出る

90_316時20分頃、大優勢と見られていた後手が飛車を走って大さばきに出ました。いよいよ決めにいったと見られています。

(八雲)

先手銀損

70図は15時45分頃の局面。
現局面は先手の銀損で「その代償がほぼ見当たりません」と控室の検討陣。銀損の差がそのまま形勢の差と見られる局面で、後手がハッキリ優勢と見られています。

Img_2366中村真梨花女流三段(左)と小高佐季子女流2級。

Img_2370左からカロリーナ・ステチェンスカ女流1級、香川女流三段、中井広恵女流六段。

(八雲)

先手難局か

56図は15時頃の局面。
控室では香川愛生女流三段と島井咲緒里女流二段が検討しています。図から自然に指した順として、▲3三同桂成△同角▲4二飛成△同角▲6四桂△9六歩▲7二桂成△同金▲8八角△2九飛と進められ、「この変化は先手を持ってまったく自信がありません」と両者の見解が一致。先手は何か工夫をしなければいけないようですが、その手段は今のところ見つかっていません。

Img_2357 15時頃の控室。

Img_2362 香川女流三段。

Img_2361 島井女流二段。

(八雲)

鳩森八幡神社(2)

Img_2320 狛犬に降り注ぐ日差しは夏のようだった。

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Img_2307 手水舎の冷たい水も心地よく感じる季節が近い。

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(八雲)

高まる緊張感

51図は13時45分過ぎの局面。
清水女流六段は▲9七角と上がって後手の飛車を視界に収めました。派手なさばきを狙っている雰囲気で、盤上に緊張感が漂っています。

鳩森八幡神社(1)

将棋会館と、その隣にある鳩森八幡神社の様子です。

Img_2299 本日は好天に恵まれ、春の陽気を感じる一日となった。

Img_2304 鳩森八幡神社の境内にも日差しが降り注いでいる。

Img_2303 梅の花はほとんど散ってしまったが、これから実をつける季節だ。

Img_2309 河津桜も葉が目立つようになってきた。

Img_2301 待ち遠しいソメイヨシノのツボミは、まだ固いようだ。

(八雲)

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