女流王位戦中継Blog

実戦の進行は、控室の船江六段によって示されていました。ほかにも「里見さんらしい手順」といわれていた変化もいくつかありましたが、里見女流王位はいちばん分かりやすい攻め筋を選んでいます。

 
（虹）

（姫路城）

日本初の世界文化遺産です。「白鷺城」と呼ばれているように、壁面全体が白漆喰総塗籠の大壁造で造られており、城の防御に加えて白を基調とした美観を兼ね備えています。また各種建築物や建造物は、国宝と重要文化財に指定されています。
1945年の姫路空襲では城内への着弾があったものの、奇跡的に焼失を免れました。2009年から始まった「平成の大修理」（姫路城大天守保存修理工事）を2015年に終えています。
http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/

（虹）

 
第75期名人戦七番勝負第５局の大盤解説会が、５月27日（土）に「棋士のまち」兵庫県加古川市で行われます。船江六段自身も解説棋士として出演するということで、チラシを持って一枚。ぜひお越しください。

【第75期名人戦七番勝負第５局 | 日本将棋連盟】（※PDFが開きます）
https://www.shogi.or.jp/kansai/entry_images/0582f5c5b672e4d1732683aca3aea7ea.pdf

（虹）

15時、両対局者におやつが運ばれました。注文は里見香女流王位が午前と同様に「ホットカフェオレ」、伊藤女流二段が「フルーツの盛り合わせ」と「アイスカフェオレ（氷なし）」。

（里見女流王位の注文は午前と同じ）

（伊藤女流二段の注文）

（午後もフルーツの盛り合わせが記録係や観戦記者に運ばれた）

（虹）

（14時40分、現地大盤解説を担当する神吉宏充七段が来訪。控室が賑やかになった）

 （しばらくすると室田女流二段とともに大盤解説の打ち合わせで別室へ）

（14時55分、続いて船江恒平六段が来訪）

（虹）

端攻めの手順に、控室では「思いがけないところに」との声が上がりました。６筋の守りを放棄して反撃に出たということで、激しい展開が予想されます。

（昼食休憩が明ける前、対局者の様子からも熱戦が伝わる）

（虹）

（対局場となる射楯兵主神社）

JR姫路駅の北東、徒歩15分ほどに位置します。通称は「そうしゃさん」。射楯大神（いたてのおおかみ）と兵主大神（ひょうずのおおかみ）を御祭神として祀っています。1945年の姫路空襲により焼失してしまいますが、1953年に再興されました。
http://sohsha.jp/

（撫でみみづく）

（対局前日、某棋士も撫でていた）

（虹）

（傘を片手に「まだ結構降ってますねー」。室田女流二段は現地大盤解説会の聞き手を務める）

（鹿野女流二段と継ぎ盤を囲んだ。先手持ちの見解で「８四飛が……」といってチョンチョン触る）

（虹）

△５四歩は控室でも示されていました。井上九段は以下、（１）▲６二歩成△同金▲６三銀△６五歩▲同飛△７六銀▲６二銀不成△６五銀▲同桂△６二角▲５四歩（変化図）をまず読みましたが、「後手を持って仕方のない変化のように思いますが、自信はないですね」と先手ペースの見解です。

時刻は13時40分。里見女流王位が40分の長考に沈んでいます。控室では（２）▲６四飛が有力ではないかということで、新たな変化が調べられているところです。

（朝から雨が降り続けている）

（虹）

（両者は12時54分頃、30秒ほどの時間差で入室）

（手番を握る伊藤女流二段は前傾姿勢）

（里見女流王位はいつもと変わらず、落ち着いた表情）

（記録係の「時間になりました」の合図から数秒で48手目△５四歩を着手）

（虹）