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2016年6月

2016年6月 7日 (火)

前夜祭 決意表明

Dsc_0244 (里見女流王位)

盛大な前夜祭ありがとうございます。対局者としてこられたことをうれしく思います。
先ほどSmileの皆さんを見て、私は14歳のころに何をしていたか考えていました。本当に将棋のことしかしていなかったように思います。ずっとやってきた将棋を見ていただけるということで幸せなことだと思います。
将棋世界で岩根さんが『将棋を指せることが幸せ』とおっしゃた記事を読んで、私はここまで強く思えているのかなと思いました。
こうして、皆さまに支えられて対局できることをあらためて感謝して明日は頑張りたいと思います。今日、明日とお世話になります。

Dsc_0260 (岩根女流三段)

父が福岡、母は鹿児島出身で九州には縁があります。福岡県はいちばん多く仕事できています。先ほど、旧伊藤伝右衛門邸にお邪魔してきましたが、テレビドラマの「花子とアン」を毎日欠かさず見ていたので本当に楽しみでした。思っていた以上に素晴らしいところで、庭園は1周したいなと思いました。このようなところで指せることをうれしく思います。
ここ1年くらいですかね。対局できることが幸せだなと思うようになりまして、そこから女流王位戦の挑戦者になることができたと思っています。多くの方に支えられて対局できることをあらためて強く感じます。
明日は恩返しできるような将棋を里見さんと指せればといいなと思っています。

Dsc_0269 (決意を語った両対局者に記念品と花束が贈呈された)

Dsc_0282 (花束を手に記念撮影に応じる。このあと、両対局者は明日の対局に備え、会場をあとにした)

(書き起こし・銀杏、写真・吟)

 

前夜祭 筑豊のご当地アイドル

Dsc_0229 (筑豊のご当地アイドルのSmileが登場し、歌を披露した)

Dsc_0237 (元気よく歌い踊り、会場を盛上げる)

Dsc_0149 (前夜祭で供されたお料理。新鮮な海の幸)

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Dsc_0157 (写真は前夜祭で供されたお料理の一部です)

(吟) 

前夜祭 乾杯

Dsc_0210 (東和男・日本将棋連盟理事があいさつ)

岩根さんはいまは3人の子どものお母さんです。勉強も思うままにいかないと思いますが、将棋世界の2016年7月号に『最近は指す幸せを感じている』という言葉がありました。母親の強さで挑んでいただきたいと思います。
里見さんは女流王位を含む、四冠王です。今年は最優秀女流棋士賞を6回目の受賞、関西囲碁将棋記者クラブ賞を5回目の受賞しています。
タイトル戦で里見さんや岩根さんが熱戦を繰り広げ、それに魅了される女性が増えてくる。それが未来につながると思っていますので、熱戦を期待しています。

Dsc_0216 (中倉宏美・LPSA代表理事)

私は昨年に続いて、日本女子プロ将棋協会の代表理事として同行させていただいています。旧伊藤伝右衛門邸は対局会場として素晴らしく、明日の対局を楽しみにしています。
女流王位戦は女流棋士にとって華やかな棋戦です。今期は第1局に姫路、第2局は札幌、第3局はここ飯塚と男性のタイトル戦と同様に各地で転戦する格式ある棋戦です。
日本女子プロ将棋協会は女流棋士のみの団体で、女性の大会の開催などに取り組んでいます。女子アマ王位戦や小学生女子名人戦、女子アマ団体戦といった大会を開いています。九州地区でも女流棋士を目指す女の子が増えてほしいですし、われわれも力になれればと思っています。

Dsc_0221 (乾杯のご発声は鯉川信二・飯塚市議会議長)

Dsc_0224 (乾杯!)

(書き起こし・銀杏、写真・吟) 

前夜祭 開会

Dsc_0181 (主催者あいさつは田中秀哲・飯塚市副市長)

飯塚市の合併から10年たち、記念行事としてかねてよりの希望だった男性のタイトル戦も開催されます。8月22・23日に第57期王位戦七番勝負第4局が飯塚市の麻生大浦荘で行われることが決まっています。
今回のタイトル戦の会場は旧伊藤伝右衛門邸です。2014年の朝ドラ「花子とアン」で有名になり、1年間の来場者数が31万4000人を超えました。現在もその余韻が残っています。
歴史ある建物と庭園で落ち着いて指していただけるのではないかと思っています。また、両対局者が十分に力を発揮できるよう、環境づくりに尽くしたいと思います。

Dsc_0184 (女流王位戦主催者あいさつは松尾悟・西日本新聞社常務取締役)

飯塚市での対局は10年連続での開催となります。大変喜ばしいことです。
女流棋士の最高峰棋戦である女流王位戦は第3局を迎えます。昨年、この地で女流王位を奪還した里見女流王位と女流王位初挑戦の岩根女流三段の対戦です。
熱戦の模様は森下卓九段と室田伊緒女流二段が大盤解説します。お楽しみいただきたく思います。

Dsc_0191 (来賓あいさつは河野富好・日本将棋連盟飯塚支部長)

飯塚市の将棋ファンとして大変喜ばしく思います。飯塚市の穂波福祉総合センターで第2・第4日曜日に例会を行っています。
今期の女流王位戦は1・2局とも序盤から定跡形にない一手一手を自分で創作する面白い将棋でした。明日からの第3局も熱戦を期待しています。

Dsc_0195_2 (協賛社あいさつは眞部利應・九州通信ネットワーク株式会社取締役会長)

4月の熊本の地震で、観光に影響が出ています。明日からの女流王位戦が元気をもたらしていただければと思います。
1月からプロを目指すための研修会が立ち上がりました。18人会員がいますが、現在は女性がひとりです。
女流棋士の戦いを励みに、会員が増えることを期待しています。

Dsc_0408 (飯塚市のふるさと納税)
担当者のかたによると「飯塚市へのふるさと納税は便利なwebから」とのことです。
http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/40205

(書き起こし・銀杏、写真・吟) 

  

対局検分

Dsc_0125 (17時から「旧伊藤伝右衛門邸」で対局検分が開始された)

Dsc_0128 (駒を並べる里見女流王位)

Dsc_0137 (リラックスした表情の岩根女流三段)

対局検分は特に問題がなく、5分ほどで終了した。

※ このあと、現地では前夜祭が開催されます。ブログの更新は前夜祭後になります。

(吟)

第3局は福岡県飯塚市で

第27期女流王位戦五番勝負第3局は福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」で、6月8日(水)9時対局開始。 ここまで里見香奈女流王位が2連勝。挑戦者の岩根忍女流三段が巻き返すか。里見女流王位が3連勝で防衛なるか。注目の第3局。
立会人・解説は森下卓九段。大盤解説会聞き手は室田伊緒女流二段。記録係は塚田恵梨花女流2級。
先手は岩根女流三段。持ち時間は各4時間。
中継は棋譜コメント入力が銀杏、ブログを吟が担当する。どうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0003(写真は福岡空港で西日本新聞のマイクロバスに乗り込む里見女流王位)

【第3局主催、西日本新聞(将棋)】
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/shogi/

本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、6月28日から原田史郎さんによる観戦記が掲載されます。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。

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