前夜祭 決意表明
(里見女流王位)
盛大な前夜祭ありがとうございます。対局者としてこられたことをうれしく思います。
先ほどSmileの皆さんを見て、私は14歳のころに何をしていたか考えていました。本当に将棋のことしかしていなかったように思います。ずっとやってきた将棋を見ていただけるということで幸せなことだと思います。
将棋世界で岩根さんが『将棋を指せることが幸せ』とおっしゃた記事を読んで、私はここまで強く思えているのかなと思いました。
こうして、皆さまに支えられて対局できることをあらためて感謝して明日は頑張りたいと思います。今日、明日とお世話になります。
(岩根女流三段)
父が福岡、母は鹿児島出身で九州には縁があります。福岡県はいちばん多く仕事できています。先ほど、旧伊藤伝右衛門邸にお邪魔してきましたが、テレビドラマの「花子とアン」を毎日欠かさず見ていたので本当に楽しみでした。思っていた以上に素晴らしいところで、庭園は1周したいなと思いました。このようなところで指せることをうれしく思います。
ここ1年くらいですかね。対局できることが幸せだなと思うようになりまして、そこから女流王位戦の挑戦者になることができたと思っています。多くの方に支えられて対局できることをあらためて強く感じます。
明日は恩返しできるような将棋を里見さんと指せればといいなと思っています。
(花束を手に記念撮影に応じる。このあと、両対局者は明日の対局に備え、会場をあとにした)
(書き起こし・銀杏、写真・吟)