前夜祭 乾杯
(東和男・日本将棋連盟理事があいさつ)
岩根さんはいまは3人の子どものお母さんです。勉強も思うままにいかないと思いますが、将棋世界の2016年7月号に『最近は指す幸せを感じている』という言葉がありました。母親の強さで挑んでいただきたいと思います。
里見さんは女流王位を含む、四冠王です。今年は最優秀女流棋士賞を6回目の受賞、関西囲碁将棋記者クラブ賞を5回目の受賞しています。
タイトル戦で里見さんや岩根さんが熱戦を繰り広げ、それに魅了される女性が増えてくる。それが未来につながると思っていますので、熱戦を期待しています。
(中倉宏美・LPSA代表理事)
私は昨年に続いて、日本女子プロ将棋協会の代表理事として同行させていただいています。旧伊藤伝右衛門邸は対局会場として素晴らしく、明日の対局を楽しみにしています。
女流王位戦は女流棋士にとって華やかな棋戦です。今期は第1局に姫路、第2局は札幌、第3局はここ飯塚と男性のタイトル戦と同様に各地で転戦する格式ある棋戦です。
日本女子プロ将棋協会は女流棋士のみの団体で、女性の大会の開催などに取り組んでいます。女子アマ王位戦や小学生女子名人戦、女子アマ団体戦といった大会を開いています。九州地区でも女流棋士を目指す女の子が増えてほしいですし、われわれも力になれればと思っています。