« 先手が盛り返す | メイン | 午後のおやつ »

2013年6月 5日 (水)

駒得を生かした受け

74里見女流王位は手持ちの香を使って△7四香(図)と打った。▲2五飛に△3三桂打と受ければ先手の攻めを止めることができる。この香打ちから桂打ちは駒得を生かした受けだ。控室では▲2五飛に代えて▲4二馬も検討されている。


S83一例として▲4二馬△7五香▲3一飛△5一桂▲2四馬△8八飛▲2一飛成△7七香成▲4五歩(参考図)と進めば先手がよくなる。 △7七香成を入れると▲4五歩に△7七角成と逃げることができないので要注意だ。
ちなみにTwitter解説の室岡七段は、▲4二馬に△7五香▲3一飛△6二王で先手不満と指摘している。△6二玉以下、▲5二馬△同王▲7一飛成は△8三角が絶好打になる。


F008
(本局は難しい勝負になった。脇八段も楽しそうに検討している)

(牛蒡)

カテゴリ

ブログ内検索

  • Loading
このサイト内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。