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2013年6月

2013年6月17日 (月)

東京・将棋会館

対局場は4階の「特別対局室」。関係者控室は「飛燕」と「銀沙」。
対局者控室は5階の部屋がそれぞれ使われる。

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(4階の案内図)
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(将棋会館の外観)
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(入口近くにあるアジサイ)

(牛蒡)

第5局のジンクス

過去の女流王位戦五番勝負でフルセットまで持ち込まれたのは、今期を除くと計6回。
以下のように第5局は女流王位と挑戦者が交互に勝っている。順番に従えば今期の勝者は挑戦者・甲斐女流四段となる。一方で「第4局の勝者は第5局では勝ちにくい」というデータもある(5/6回)。それを踏まえると里見女流王位が有利か。なお、第5局の先後勝敗は先手4勝・後手2勝。最近(第20期・第22期)は後手が連勝している。

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ちなみに里見女流王位は女流タイトル戦で奪取・防衛に失敗したことがない。今期五番勝負を除いて登場14期、獲得14期と圧倒的な成績を誇っている。今期も防衛して無敗を続けるのか、それとも甲斐女流四段が記録に終止符を打つのか。要注目である。

(牛蒡)

第5局は6月17日(月)9時開始

第24期女流王位戦五番勝負は第4局を終えて2勝2敗。決着は最終第5局に持ち込まれた。
2連覇を狙う里見香奈女流王位(女王・女流名人・女流王将・倉敷藤花)、前期に失った女流王位の奪還を目指す挑戦者・甲斐智美女流四段、タイトルを手にするのは果たしてどちらか。
対局場は東京・将棋会館の特別対局室。対局開始は2013年6月17日(月)午前9時。持ち時間は各4時間。先後は振り駒で決定する。立会人は鈴木大介八段、記録係は森村賢平三段が務める。Twitter解説担当は横山泰明六段。ネット中継は吟記者と牛蒡が担当する。

Satomi Kai

(牛蒡)

2013年6月 5日 (水)

本日の棋譜

第4局は甲斐女流四段が勝ち、五番勝負は2勝2敗となった。
決着局となる第5局は6月17日(月)に東京・将棋会館で行われる。

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Dsc_0009

(牛蒡)

感想戦

K022

K052

K109

K077

K054

(牛蒡)

終局直後

H007
(カド番をしのいだ甲斐智美女流四段)

■甲斐女流四段インタビュー■

―― 序盤の駒組みはどのように考えていましたか
▲7七歩(31手目)と打つようでは苦しいと思いました。
―― 終盤戦はどうでしたか
▲8八歩(113手目)で余せないかと思っていました。よい局面もあったと思いますが間違えてしまって……。あとはわからなくなりました。
―― 勝ちになったと思ったのは
(193手目▲6九銀で)最後に竜を取ったところです。
―― 最終局に向けての意気込みを聞かせてください
最終局まで行けたので、せいいっぱい指したいと思います。


H003
(敗れた里見香奈女流王位)

■里見女流王位インタビュー■

―― 全体を振り返って
飛車角交換から飛車を下ろした局面(84手目△9八飛)は自信があったのですが、途中から自信がなくなりました。自分から悪くするような形にしてしまって。終盤戦も間違えてしまいました。
―― 最終局に向けての意気込みを聞かせてください
いつもどおり自然に指したいと思います。


H010
(対局後のインタビューを受ける両者)

(牛蒡)

甲斐女流四段勝利 2勝2敗のタイで最終決戦へ

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197手まで、甲斐智美女流四段が勝ちました。
終局時刻は19時44分、消費時間は両者ともに3時間59分。
この結果五番勝負は2勝2敗となり、最終局決戦にもちこまれました。

最後の最後まで

154最終局面と言われたところから20手近く進んだ。後手の猛攻をしのいだ先手だが、今度は後手玉が詰まなくなった。「すごい、まだわからない」と頭を抱える脇八段。 最後の最後までわからない熱戦になった。


(牛蒡)

ついに最終局面

135「これはついに最終局面を迎えそうです」と脇八段。逃げきって先手勝ちとの見解だ。


(牛蒡)

見事な攻防

手順を尽くした終盤戦が続いている。「大熱戦ですね。見事な攻防です」と脇八段。どちらの玉も寄りそうで寄らない。

G009
(脇八段が前傾姿勢になって継ぎ盤をにらむ)

(牛蒡)

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