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2012年5月

2012年5月23日 (水)

両対局者、入室

甲斐女流王位、続いて里見女流三冠が入室。一礼の後に甲斐女流王位が駒箱を開け、二人が駒を並べていった。

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Twitter解説は伊藤真吾四段

Itoshin本局のTwitter解説を担当するのは伊藤真吾四段。


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第3局、本日9時より開始

8時、対局場の旧伊藤伝右衛門邸では関係者が対局の準備を進めている。対局開始は9時。

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2012年5月22日 (火)

大盤解説会のお知らせ

現地大盤解説会

■日程:5月23日(水)午後3時~終局まで
■会場:のがみプレジデントホテル3階「平安の間」
■解説:畠山鎮七段
■聞き手:安食総子女流初段
■入場料:無料(次の一手クイズがあります)
■お問い合わせ
 西日本新聞イベントサービス(電話:092-711-5491)

明日の見どころ

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畠山 こんばんは。立会人の畠山鎮です。
安食 明日は大盤解説の聞き手を務めさせていただきます。安食総子です。よろしくお願いします。
畠山 福岡へは今月の初めに「博多どんたく」へ家族と参りました。さて今期の五番勝負は両者とも振り飛車党なのですが、里見さんは今シリーズ振り飛車を指していません。里見さんは「出雲のイナズマ」と呼ばれていまして、中飛車、石田流が得意なんですね。ですがその里見さんが居飛車を指しています。
安食 いままで、里見さんはタイトル戦ではすべて振り飛車ですよね。
畠山 よく振り飛車党同士だと、お互いに飛車を振って相振り飛車になることはあるのですが。
安食 甲斐さんも相振り飛車を予想していたと思います。里見さんの居飛車は予想外だったと思います。第3局はどうでしょう?
畠山 今回は里見さんは居飛車をテーマにしているように感じるので、第3局も居飛車でしょう。たしかに第1局は甲斐さんも意表を突かれたようで、ちょっとらしさが出ない将棋でした。ですが第2局は素晴らしい将棋で、甲斐さんが勝勢になったと思うのですが、里見さんのすさまじい粘りがありました。

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畠山 今はリアルタイムで棋譜が見れますし、対局者の様子や写真なども見ることができます。明日はこちら「のがみプレジデントホテル」で15時から大盤解説会が行われるので、ネットもいいですが、ぜひ足を運んでほしいですね。
安食 私も第2局はネット中継で見ていました。甲斐さんが勝勢だったのですが、里見さんの勝負術、すごかったですね。
畠山 明日の戦型予想はどうですか?
安食 私は振り飛車党なので、相振り飛車が見たいかなと。
畠山 明日は甲斐さんが先手なので▲7六歩。△3四歩には▲7五歩と石田流を目指すと思うのです。里見さんも石田流を指しますから、自分が指されて困る対策を、居飛車を持って指すと思います。

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決意表明

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■甲斐智美女流王位
「飯塚市は、過去の女流王位戦第3局で2度訪れていまして、今回が3度目です。1番最初に訪れたときに切り絵をいただいたのですが、すごく気に入ったので我が家の居間に飾っています。対局場の『旧伊藤伝右衛門邸』は、『こんな素敵なところにしばらく住むことができたら、どんなにいいだろうな』と思わせてくれるほど、気持ちのよい場所です。毎年、落ち着いて対局できるところです。飯塚市は私にとって、訪れるたびに愛着が増してきます。明日の第3局、相手の里見香奈女流三冠なのですが、すごくしっかりしていて、たくましい方だなあという印象を持っています。盤を挟んでいても、厳しく的確な手がビシビシ飛んでくるんですね。厳しい戦いですが、自分にとってはすごく楽しいというか、やりがいを感じる瞬間でもあります。明日はどんな勝負になるかわかりませんが、今の自分の力を出し切って、よい将棋が指せればと思っています」

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■里見香奈女流三冠
「私は福岡県は初めてでして、飛行機を降りバスに乗って移動しているとき、のんびりしていいところだな、と感じました。先ほど対局場を拝見しましたが、本当に落ち着くところだなと感じました。そうしたところで自分が将棋を指せると思うと感謝の気持ちで一杯ですし、自分の力を精一杯出し切りたいなと思いました。今日は吹奏楽部の皆さんに素晴らしい演奏を聞かせていただいたので、明日は負けない気持ちで頑張りたいと思います。本日は温かく盛大な会を開いていただきましてありがとうございました」

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ブラスバンド演奏

前夜祭では飯塚市第一中学校の生徒による演奏が行われた。吹奏楽部は夏のコンクールで金賞を受賞したとのこと。『ラデツキー行進曲』、『ハナミズキ』、『負けないで』の3曲が会場を盛り上げた。

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前夜祭、開幕

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■主催者あいさつ
飯塚市副市長 田中秀哲様

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■女流王位戦主催者あいさつ
西日本新聞社取締役 松尾悟様

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■地元支部あいさつ
日本将棋連盟飯塚支部長 河野富好様

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■来賓あいさつ
九州通信ネットワーク株式会社取締役執行役員 片山孝幸様

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■乾杯
飯塚市議会副議長 藤本孝一様

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揮毫

検分を終え、今度は揮毫の時間。色紙、駒を入れる木箱、盤に揮毫をすることになった。まず甲斐女流王位が、次に里見女流三冠が筆を持つ。里見女流三冠が自分の名前を書き終えると、立会人の畠山七段が「あのね、場所とかも書いていいんですよ」とぼそり。里見女流三冠は笑って応え、盤の裏に棋戦名と対局場所を書き込んでいった。最後に畠山七段が筆を入れ、落款を押して完成。一行は対局場を後にし、前夜祭を待つホテルへと向かった。

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本局の使用駒

検分では3組の駒が用意された。選ばれたのは思眞作の水無瀬書。立会人の畠山七段は残りの2組をしげしげと見つめ、その様子を塚本2級と安食女流初段が眺める場面もあった。

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(思眞作、水無瀬書)

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(江陽作、奥野錦旗書)

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(江陽作、巻菱湖書)

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