嘉穂(かほ)劇場は、創業昭和6年の芝居小屋。2003年に豪雨被災があったが、復旧工事により現在も現役で活躍している。
■パンフレットより
「嘉穂劇場は、特徴的なトラス形式の小屋組で出来ています。間口十間(約十八m)の大きな梁を構成することで、千二百人を収容する客席は、この地がかつて炭鉱で栄えていたから建設できたといえる贅沢な空間です。
筑豊地方には、炭鉱の栄えた時代に建てられた立派な町家建築や、炭鉱主の住宅が今も多く残されていますが、筑豊の街に愛され、育った嘉穂劇場もそのひとつであり、誕生当時は超モダンな建造物だったのです」
ガイドの「奈落に落ちていただきましょう」の言葉で、一行は舞台の下にある奈落を見学。ここには手動で舞台を回転させる装置があり、先日は奈良大学の学生が実際に回す作業を体験したそうだ。
(文)
里見女流三冠
「序盤から中盤は想定内の進行でした。△3八歩(40手目)の対応を間違えてしまいました。そこからちょっと苦しかったかなと思います。▲5九歩(85手目)と打てた辺りは自玉が堅くなったので、攻めが繋がればいいので気楽に指せる局面だと思っていました。簡単に後手玉は寄ると思っていたのですが、千日手の筋もあって踏み込む予定だったのですが、よく分からなかったです。▲5三銀と打った局面で、勝ちとまでは言いませんが、後手が受けはなくなったので優勢になったと感じていました」。
甲斐女流王位
「▲9七角(43手目)~▲2二歩でうまく切り返されてしまった。自信はなかったのですが、中盤は思ったより指せるのかなとも感じていました。△4八と(74手目)の辺りはよくなったかと思ったのですが……。△5五銀では△4五銀と出た方がよかったです。終盤は▲5九歩(85手目)と受けられて指す手が分からなくなり、攻守が逆転してしまい、おかしくなったかなと思いました」。
(吟)
図で▲6五角がありそうだ。
【twitter解説】
佐々木慎>ようやくはっきりとしてきましたね。
(吟)