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2012年5月

2012年5月22日 (火)

検分

嘉穂劇場を後にし、対局場の旧伊藤伝右衛門邸へ到着。すぐに検分が進められ、使用する駒が決まる。調光は昨年の反省から、光源が増設されていた。

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記念撮影

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「嘉穂劇場」見学

嘉穂(かほ)劇場は、創業昭和6年の芝居小屋。2003年に豪雨被災があったが、復旧工事により現在も現役で活躍している。

■パンフレットより
「嘉穂劇場は、特徴的なトラス形式の小屋組で出来ています。間口十間(約十八m)の大きな梁を構成することで、千二百人を収容する客席は、この地がかつて炭鉱で栄えていたから建設できたといえる贅沢な空間です。
筑豊地方には、炭鉱の栄えた時代に建てられた立派な町家建築や、炭鉱主の住宅が今も多く残されていますが、筑豊の街に愛され、育った嘉穂劇場もそのひとつであり、誕生当時は超モダンな建造物だったのです」

ガイドの「奈落に落ちていただきましょう」の言葉で、一行は舞台の下にある奈落を見学。ここには手動で舞台を回転させる装置があり、先日は奈良大学の学生が実際に回す作業を体験したそうだ。

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第23期女流王位戦五番勝負第3局、福岡県飯塚市で対局

甲斐智美女流王位に里見香奈女流三冠が挑戦する第23期女流王位戦五番勝負は、挑戦者の2連勝で第3局を迎えた。舞台は九州に移り、福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」で行われる。甲斐女流王位が反撃の口火を切るのか、里見女流三冠がストレートで奪取して四冠目を手にするのか。対局は5月23日(水)、9時より開始する。
本局の立会人は畠山鎮七段。記録係は塚本隆三2級(19歳、阪口悟五段門下)が務める。大盤解説会聞き手は安食総子女流初段。インターネット中継は棋譜・コメント入力を吟記者が、ブログを文が担当する。

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2012年5月 8日 (火)

本局の棋譜

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第3局は5月23日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」にて行われます。
第3局もぜひお楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)

感想戦

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(吟)

大盤解説会場へ

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両対局者が4階の対局室から階下の大盤解説会場へ。

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84手目△5五銀の局面が調べられた。「△5五銀では△4五銀と出るべきでした。5筋の歩を取ったので▲5九歩と底歩を打たれてしまった……」と甲斐女流王位。

(吟)

終局直後

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里見女流三冠
「序盤から中盤は想定内の進行でした。△3八歩(40手目)の対応を間違えてしまいました。そこからちょっと苦しかったかなと思います。▲5九歩(85手目)と打てた辺りは自玉が堅くなったので、攻めが繋がればいいので気楽に指せる局面だと思っていました。簡単に後手玉は寄ると思っていたのですが、千日手の筋もあって踏み込む予定だったのですが、よく分からなかったです。▲5三銀と打った局面で、勝ちとまでは言いませんが、後手が受けはなくなったので優勢になったと感じていました」。

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甲斐女流王位
「▲9七角(43手目)~▲2二歩でうまく切り返されてしまった。自信はなかったのですが、中盤は思ったより指せるのかなとも感じていました。△4八と(74手目)の辺りはよくなったかと思ったのですが……。△5五銀では△4五銀と出た方がよかったです。終盤は▲5九歩(85手目)と受けられて指す手が分からなくなり、攻守が逆転してしまい、おかしくなったかなと思いました」。

(吟)

里見2勝目。女流王位獲得まであとひとつ

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第23期女流王位戦五番勝負第2局は、157手まで里見女流三冠の勝ちとなりました。終局は19時29分。消費時間は▲里見3時間52分、△甲斐3時間59分。
勝った里見は五番勝負2勝目。女流王位獲得、女流四冠まであと1勝に迫りました。

里見女流三冠勝勢

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図で▲6五角がありそうだ。

【twitter解説】
佐々木慎>ようやくはっきりとしてきましたね。

(吟)

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