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検分を終え、今度は揮毫の時間。色紙、駒を入れる木箱、盤に揮毫をすることになった。まず甲斐女流王位が、次に里見女流三冠が筆を持つ。里見女流三冠が自分の名前を書き終えると、立会人の畠山七段が「あのね、場所とかも書いていいんですよ」とぼそり。里見女流三冠は笑って応え、盤の裏に棋戦名と対局場所を書き込んでいった。最後に畠山七段が筆を入れ、落款を押して完成。一行は対局場を後にし、前夜祭を待つホテルへと向かった。
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