66手目△3五桂と鋭く迫ったところで、甲斐は▲5九金打と受けた。
苦しそうな局面から粘り強く指してきた清水。ここでは△7八竜(変化図)と飛車を二段目に利かせて攻める順が指摘されていた。
【Twitter解説】
千葉六段 >> △7八竜で先手が少しつらい感じもします。
熊坂五段 >> 後手は△7八竜と指すでしょう。△9九竜は▲6二歩成が間に合います。また、▲6九歩の底歩も打てます。
しかし、清水の着手は▲9九竜だった。次に△2四香と打つ狙いだが、先手は▲6二歩成が有力なようだ。
【Twitter解説】
熊坂五段 >> △9九竜でしたか…。なかなか当たりませんね(苦笑)。これは▲6二歩成の一手。先手も金が手に入れば攻めや受けに使えるのが大きいです。
神谷七段 >> これは歩を成ります。あとで底歩も打てます。
大野七段 >> △9九竜には▲6二歩成で先手が良いと思います。現在の局面は先手持ちです。
(若葉)
時刻は間もなく17時を迎えようとしている。
中盤戦に入り、清水の粘りもあって形勢は混沌。激しい攻め合いとなっている。▲6二歩成のと金攻めが受けにくい形だが、図の△3五桂も△4七桂成▲同銀△4九竜を狙った鋭い一手。他に△9九竜~△2四香の楽しみもあり、「大変ですよ、まだまだ」と脇八段。
【Twitter解説】
所司七段 >> 66手目△3五桂の局面。2手前の△6五歩は歩切れなのでつらそうですが、いい辛抱だったように思います。△3五桂に▲6二歩成は△4七桂成で先手自信がないです。何か受ける必要があるように思います。
神谷七段 >> ▲6三歩に待ってましたとばかり△3五桂でした。▲4八金打には△9九龍で△4六銀~△4七香の狙い。また▲5九金打には△7八龍でしょうか。
(若葉)
控え室に今日の徳島新聞の夕刊が届けられた。1面と3面に女流王位戦の記事が掲載されている。
(棋譜コメントより)
関連記事が徳島新聞ホームページにも掲載されている。
(届けられた新聞に目を通す脇八段)
(若葉)
阿波踊りは、徳島県を発祥とする日本三大盆踊りの1つ。
その起源には様々な説があるが、畿内(大阪や京都などの近畿圏)で踊られていた風流踊りなどが阿波国に伝わり、城下で町衆とともに変化していまの形になったのではないか、と言われている。「阿波踊り」の名称は昭和21年に日本画家の林鼓浪さんの提唱により名づけられた。2004年のアテネオリンピックでは、シンクロナイズドスイミング日本チームがテクニカルルーチンのモチーフとして取り入れている。
(町のいたるところに阿波踊りのマークが見られる。阿波踊りに夢中になって他のことに手がつかなくなってしまった人のことを「天水」と呼ぶそうだ。阿波踊りにはそれだけ人を引きつける魅力がある)
(眉山のふもとにある「阿波踊り会館」。阿波踊りミュージアムや体験講座、お土産の販売店などがある)
(若葉)
中盤の難所を考えている様子です。
画像はhttp://live10.shogi.or.jp/joryu-oui/camera/index.htmlからご覧いただけます。
約1分ごとの更新となります。
(甲斐女流王位)
(清水女流六段)
(銀杏)
図は15時30分頃の局面。
これまで先手ペースといわれていた本局だが、互角という声も聞かれるようになった。
「△5五角はいい手ですね。▲7七歩なら△8二飛がいい感じです。もう互角かもしれません」とTwitter解説の佐々木五段。
△5五角に▲7七歩と進み、「19時30分のコースですかね」「われわれもおやつを」などの声が上がった。長期戦となりそうだ。
【Twitter解説】
千葉六段 >> ▲7七歩に△同桂成▲同銀△6九飛成もありますか。後手もやれそうですね。
(若葉)