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2011年6月

2011年6月20日 (月)

徳島阿波おどり空港にて

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(羽田空港から飛行機で徳島へ。天候が悪く、他の空港へ着く可能性もあったが無事に徳島阿波おどり空港に着いた)
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(徳島阿波おどり空港のマスコット「うずぴー」)
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(徳島阿波おどり空港)
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(阿波踊りの銅像)
(銀杏)

このあと、対局室検分

関係者は夕方頃に徳島入りし、対局室の検分が行われる予定となっている。


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(徳島は梅雨空となっている)


(若葉)

明日、第4局。

第22期女流王位戦五番勝負は明日21日(火)、徳島県徳島市の「ホテルクレメント徳島」にて第4局を迎える。これまでの結果は、挑戦者の清水市代女流六段が1勝、甲斐智美女流王位が2勝となっている。

第3局のブログで文記者が紹介しているように、今シリーズはここまで対局者の顔ぶれ、スコア、対局地まですべて前期と同じとなっている。昨年同様甲斐が勝利を飾り、初のタイトル防衛を決めるのか。それとも、清水が相性の良い徳島の地で意地を見せるのか。注目の第4局は明日9時に開始される。


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インターネット中継は棋譜・コメント入力を銀杏記者が、本ブログを若葉が担当する。


(若葉)

2011年6月15日 (水)

感想戦

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(文)

インタビュー

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―― 序盤の▲6七角(29手目)について。
清水 角を手放すので決断だったんですけど、こちらだけ1歩持てるので。その後もよくなったのではないかと。
―― どの辺りで勝ちを意識しましたか?
清水 ▲7四角(79手目)ですね。
―― 最後はどうでしたか。勝ちを確信した局面は。
清水 わからなくなってしまって。▲7四角で勝ちを意識はしたんですが、だんだんそれがぼやけてきてしまいました。

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―― 一局を振り返っていかがでしたか。
甲斐 ▲6七角で動きを牽制されていたので、攻めの糸口がなかなかつかめなくって。△3一金(62手目)の受けがとがめられてしまったので……。全体的に中盤で差をつけられたかな、と。
―― 具体的にどこがまずかったでしょうか。
甲斐 すぐ端を突いた(△9五歩=110手目)ので、銀が打てるようになった(▲8八銀=111手目)というのはあるんですが、その局面はよくわからなかったです。

(文)

終局直後

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(文)

清水1勝を返す

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図の▲5三角で甲斐が投了。清水が今シリーズ初勝利を上げた。

あやしい雲行き

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図は18時55分頃の局面。△8五歩、甲斐女流王位が先手玉に迫っている。控室ではここで▲6一金△8六歩▲8四竜!が決め手で、先手の勝ちと言われている。そう進んだ局面は先手玉は詰まず、後手玉は必至。「ただ、ここで金寄る(▲7六金寄)とあやしいかもしれません」と誰かの声。ほどなく、清水女流六段は慌てた手つきで図から▲7六金寄を着手。以下△6二飛▲同馬△7八銀と進み、ついに先手玉にも詰めろがかかった。果たして逆転しているのか。盤上に不穏な空気が漂ってきた。

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■棋譜解説チャット(片上大輔六段)
「次に△8八金以下の詰めろです。盛り上がってきました。盛り上がる……だけなのかどうか? ▲8八歩で残しているような気がしますが、秒読みでは何が起こるか分かりません」

(文)

甲斐女流王位、粘る

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図は16時35分頃の局面。△5六馬と引いた局面だ。3四竜と3八銀の両取りになっている。また、自玉頭の守りにも利かせている。馬が動けば△5八飛成が王手になる仕組みだ。先手玉に嫌味をつけつつ、粘って容易に決め手を与えない。甲斐女流王位の底力が見える一手だ。これが逆転への希望となるか。

■棋譜解説チャット(片上大輔六段)
「△5六馬に竜を逃げれば△3八馬です。馬が動くと△5八飛成が生じます。形勢の差は縮まっていませんが、甲斐さん本当に粘り強く指しています。素晴らしい追いこみです。30手前にぼんやり打った角が、後手玉の守護神として活躍しています」

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(先ほどまで吹いていた風がぴたりと止み、邸内は静まり返っている)

(文)

震えている?

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図は18時20分頃の局面。甲斐女流王位は5七に歩を成り捨ててから、△7七銀成と踏み込んだ。▲同桂は△5九角成、▲同金上は△5七角成で先手玉が少しだけ危険になっている。ここ数手、清水女流六段はブレーキをかけて慎重に指し進めている。「素直に攻めて勝ち」と検討していた控室では、「(先手が)震えているのかも」という声も出ているが、大勢に影響はなく依然先手優勢のようだ。

(文)

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